ガラスの花(Tales of Edition)【期間限定生産】
PSP版ソフト「テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX」の主題歌になっております。他のレビュアーが触れてある通り、優しくて温かい気持ちで聴ける曲となっております。テイルズの曲はどの曲も最高です。☆=5です。
テイルズオブファンタジア―語られざる歴史 (電撃文庫)
公式小説ということで読んでみました。自分は、テイルズオブファンタジア本編(PS)と、なりきりダンジョン(GBC)、なりきりダンジョンX(PSP)に触れており、他の小説版もいくつか読んでいるのですが、この小説にはどうしても矛盾を感じてしまう部分がいくつかありました。もちろん自分の理解不足かもしれませんし、公式設定とはいってもそういうことはよくあるのかもしれませんが。
※※※以下ネタバレあり。※※※
特に矛盾を感じたのは、
・リア・スカーレットとその両親の死について
・ジェストーナ、ジャミル、デミテルの設定
以上の2点です。
・リア・スカーレットとその両親の死について
ハーメルの町が壊滅しリアたちが死んだのは、ゲームでは両親が魔科学にかかわっているためでした。よってダオスに操られたデミテルに殺されたのです。しかし、この小説では魔科学の危険性に気づいたリアの両親は魔科学の研究をやめて、ミッドガルズから逃亡します。そして、魔科学の秘密が漏れるのを恐れたジェストーナの陰謀によって殺されるという、ゲームとは全く逆の理由で命を落としています。(ただしゲーム本編でダオスはリアたちのことについて言及してないので、真相はちがったのかもしれないし、クレスたちがあの時代に現れたことで、ハーメルの村、ミッドガルズに何か間接的な影響を与えた可能性もありますが。)
・ジェストーナ、ジャミル、デミテルの設定
ダオス配下であるジェストーナ、ジャミル。リアの両親に師事する魔術師だったが、ダオスに操られてハーメルを壊滅させリアの一家を殺害したデミテル。それがゲーム上の設定ですが、この小説ではこの3人は魔族であり、あの星(登場人物の舞台)でもデリス・カーラーンでもなく、魔界の住人という設定になっています。よってダオスの配下ではなく、ダオスを利用しているキャラクターとして描かれています。(この設定についても、ゲーム本編でダオスが自らの配下について語るシーンはあまりないので、彼らがダオスの配下のように振舞っていただけという可能性ももちろんあります。ただしデミテルについてはゲーム本編で、同じくダオスに操られていたマルス・ウルドールのように鏡に「死神のような影」が映るという、ダオスに操られた者特有の現象が確かに起きていたと記憶しています。)
※※※ネタバレは以上※※※
肝心の内容ですが、個人的には面白かったです。(主人公には正直共感できなかったし、「!(エクスクラメイションマーク)」をやたら多用する文体はあまり好みではないですが。)特に本編で語られることのなかった、ゲーム冒頭部分に登場する4人のことを知ることができたのは、ファンとして嬉しい限りです。よって、上記のような粗探しをせずに素直に読めば十分楽しめる内容だと思います。ただ、自分としては矛盾がどうしても気になってしまい、まるでパラレルワールドを読んでいるような気分になりました。☆4とします。
テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX
初代なりダンの大ファンです。
では、なりダンXの方の評価を。
○戦闘
ついにリニアモーションバトルになりました。地上と空中を絡めたコンボを繋げる爽快感、捕まえた魔物も含む豊富な操作キャラ&コスチューム、2人同時操作などなど…原作とは打って変わって、ハマれる要素がこれでもかと言う程あります。ほぼ文句無しです。
○キャラ
元気でわんぱくな男の子だが、いざと言う時は頼りになるディオ。しっかり者で、元気過ぎずおとなし過ぎずな女の子のメル。
リメイクされても、双子は概ね期待通りのキャラでした。クルールも《うきゅ》とは言わなくなったものの、ボイスが超可愛いから良しとするw
「メルがウジウジなのが嫌」と言う声を結構聞きますが、あの年頃ならむしろあれぐらいで普通だと思いますね。それにウジウジなのは第1部の中盤までですし、個人的にはマイナス材料になりません。メルで駄目ならTOAのルークは一体どうなるのか…(汗)
新キャラもあるタンスを除けばみんないい感じです。
特にロンドリーネ。容姿、性格、設定全てが高水準で大好きなキャラになりましたw
○シナリオ
12の精霊に会いに行く目的が変わってましたが、1精霊ごとに違う理由付けがされていて、これはこれで楽しかったです。
暗黒時空も仮面の2人について掘り下げられていて中々良かった。
しかし、後述しますが…一部はどうしても原作には劣ってしまいますね。
●悪い点
■タンスがウザ過ぎる、とにかくウザ過ぎる!!!
口を開けば序盤のラタエミルよりとんでもない暴言か、ゼロスやスパーダが霞む程のとんでもないセクハラ発言。
はっきり言いましょう。好きになる要素は皆無なキャラです。
■1つ1つがメッセージ性の強いシナリオであった原作の《たのまれごと》がほとんど無くなった。一部はサブイベで残ってるものの、ボエボエ系は凄く劣化してしまってるのが残念。
■ラスト、主にノルンの行動とスタッフロール後のイベントがかなり改悪されてしまった。原作ファンとしてはマジであれはない…↓↓↓
■クルールの特技・奥義が少ない。あとナムコ系コスチューム以外の秘奥義が少ない。せめてガンナー系や忍者系、メルのランス&アクス系ぐらいは秘奥義欲しかった…
こんな所でしょうか。
原作には勝てない部分も確かに存在しますが…基本的には凄く楽しく、感動出来るリメイク作品に仕上がっていると思うので、少々甘いですが☆5にします。
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX公式コンプリートガイド (BANDAI NAMCO Games Books)
この攻略本は、テイルズオブファンタジア クロスエディションを極めるためには向いていません。本の表紙に書いてありますが、あくまでエンディングまでのフローチャートとマップがメインで各キャラのデータなどは載っていません。特にモーリア坑道とトレントの森の深部のマップが載っていませんし、料理や技・術の習得場所も分からないため、ファンタジアの攻略なら他の本でみた方が良いかもしれません。
逆になりきりダンジョンの方は詳しく載っています。シナリオチャートとダンジョンのマップが完全に分かれているので、めくる回数が増えて使いづらいと感じる人もいるかもしれません。個人的な不満点を挙げると、ヴェスペリアの攻略本にあったような通常攻撃・術・技のモーションが載っていないことです。