君の手がささやいている 第二章 [DVD]
耳がきこえないが故に子供を生むことに葛藤するヒロインの姿が描かれています。
子供の泣き声が聞こえないとか、絵本を読んであげられないとか、そういうことに負い目を感じて子供に手話を教えたがらなかったり、胎教のCDを大音量でかけたり、聴こえないながら一生懸命子供を愛そうとする美栄子が健気で泣けてきます。
一番好きなのは出産のとき博文が立ち会うシーンです。
痛くて怖くて助産師さんたちが何を言っているのかわかならくて不安で、そんな美栄子に駆けつけた博文が手話で「大丈夫だよ」と話しかけます。
途端に安心したような顔になる美栄子と、包み込むような笑顔の博文が、本当にお互いへの愛情に溢れた素敵な夫婦に見えました。(あんな旦那さんが欲しい)
博文の言うとおり、幸せってどう生まれてきたかじゃなくてどう生きるかなんだなって思わせてくれる、夫婦愛、親子愛に溢れた素敵なドラマでした。
君の手がささやいている―最終章 (3) (講談社コミックスキス (376巻))
千鶴の人口内耳によって、また一つ野辺家の絆が深まりました。
人との付き合いの中で、素直に『ありがとう』を言える相手がいること、、
また、自分に言ってくれる相手がいることを改めて幸せに感じることができました。
私は手話で話すことは出来ませんが、誰かに伝えたいと思う気持ちは、方法や手段ではなく『伝えよう』とする想いそのものが、その人自身になるのかなっと思いました。
君の手がささやいている 第一章 [DVD]
シリーズ第1作目。内容は、聴覚障害者の問題を取り扱っていますが、“純愛もの”の娯楽作品になっています。物語の展開はベタですが、厭味は全く感じません。1997年の作品です。菅野美穂がまだまだ初々しく可愛らしいです(もちろん演技力は抜群です)。博文(武田真治)が初めて、美栄子(菅野美穂)へ手話で「おはよう。」と挨拶した時の、彼女の驚いた表情そして笑顔。彼が彼女へ手話で「君が好きだ。」と告白した時の、彼女の驚いた表情そして笑顔。最高の場面です。下の方も仰っているように、美栄子の手話に字幕が付かない演出がとてもいいです。観る者は食い入るように観ざるを得ません。
劇中、博文が会社の同僚と飲んでいる席で、騒いでいる同僚に向かって「お前らうるさいよ。もうちょっと静かに生きらんないの?」という言葉が心に響きます。博文と美栄子が、手話で会話する場面でつくづく思ったのは、手話は「自分の心を相手の心へ伝える」ということです(嘘なんてつけませんよね)。簡単に言葉を発せられる私は、日頃実に軽率な言葉を吐いていることを反省させられました。
君の手がささやいている [VHS]
不遇の主人公が、幸せを勝ち取るストーリーで、社会に参加していくことから、物語は始まっている。出会いは、ふとしたところから始まるが、はっとさせられる。冬ソナを越える作品だ。
アイ・ラヴ・ユー [DVD]
本当に、何度見ても、感動する映画です。
今までの、ろう者はかわいそうで・・・といった雰囲気の映画ではありません。とにかく、一度見てみることをお勧めします。
今まで見た映画の中で、3本の指のなかに入る作品です。