EMANON さすらいエマノン Episode:1 (ロマンアルバム)
単に鶴田謙二さんの色遣いを見たいと思いました。
だからカラーを見ることができて単純に嬉しい。
エマノンシリーズに関しては、何の知識もありませんでした。
新世紀GPXサイバーフォーミュラ SIN VOL.1 [DVD]
星は3つです。 最終作なのに、お粗末感が拭えません。
お金の問題もあってか、作り込みの浅さが目立ちます。たとえば脇を固めるキャラクター達が不自然なほどに無口であることや、ハヤトと加賀のバトルに的を絞っているにしては、ハヤトの側の描き方が唐突に超人扱いであることなど。わずか1年でZEROとは別人になるのは、安易に強敵としての役割を担わされているからでしょうか。
加賀が無意識に己の限界と決めてしまっている、過去の自分を乗り越える物語ならば、そのプロセスが最も重視されるべきではなかったでしょうか。
別にハヤトが完全無欠になる必要性はありません。
スタンフォードのファンにはあまり好ましくない急展開もあり、そのあたりCDドラマにも手を出しておられるファンには、賛否の分かれることでしょう。
そしてなにより、私自身が残念でならないことがあります。
「加賀、おまえ何時からそんなに弱くなったんだ」
コロムビア・サウンド・アーカイブス キャプテンフューチャー オリジナル・サウント・トラック-完全盤-
NHKで当時放映されていた「キャプテン・フューチャー」のBGMが完全版としてCD化され、この21世紀に聴くことができる・・。
著作権の関係?などでこれまで再放映されなかったこの番組のファンは意外に根強く存在している。
そこにリリースされたこのCDは大いなる共感を持って往年のファンに受け入れられることだろう。何しろ私にしても、かつて発売されたレコードを今なお2枚ずつ持っており、CDレコーダーを買って自分でCD化しようなどと考えていたのだから。
BGMというにはあまりにも完成度の高いこの音楽性は、ファンのみならず今のジャス・ミュージシャンなどにも意外なヒントを与えるものと信じて疑わない。
スペースコブラ・コンプリート・サウンドトラック
有名な音楽監督の鈴木清司氏のかっこよさが満載ですね.
羽田氏は鈴木氏と組むとっさらに素晴らしい仕事をされるので、
これを機会に、鈴木氏の仕事の数々も興味をもたれるのもいいと思います。
主題歌、エンディングを唄われた、前野曜子氏の急逝は残念なかぎりです。
もっと、聴きたかった.
FUTURE
2008年、野田昌宏氏がなくなったあとに、追悼の気持ちを込めて、キャプテン・フューチャーシリーズ11巻と
スペース・オペラの書き方、スペース・オペラの読み方、レモン月夜の宇宙船、SF英雄群像を半年かけて読みました。
すごく幸せな読書で、同時に野田昌宏節の新たな文章を読むことができない事実に、
すごく悲しい気持ちになりました。だから、それぞれの本に何らかのレビューを書こうと思ったけど、
どうしても書けませんでした。
キャプテン・フューチャーシリーズでは銀河系が何だか、市や県みたいにせせこましく感じられるんだけど、
作品自体に勢いがあって難しいことを考えないと楽しく読めます。
とにかく、idea満載でどのくらいの漫画や映画、小説がこの作品に影響を受けているか想像もできないくらいです。
ただ、色々と考えるとツッコミどころ満載なんだけど、キャプテン・フューチャーとサイモン・ライト、グラッグ、
オットー、ジョーン・ランドール、エズラ・ガーニー素敵なキャラが満載で、とにかくキャラが立っているというのか、宇宙版水戸黄門というのか、
安心して読めて、登場人物の丁々発止のやり取りがとても楽しめます。
そんな中、鶴田謙二氏のイラストは光っていました。
キャプテン・フューチャーシリーズを読みなおそうと思ったのは、まさに鶴田さんの絵があったからだと思います。
鶴田さん自身がキャプテン・フューチャーの大ファンだそうで、単なる挿絵とはぜんぜん違う形で作品にコミットしていて、本当に作品のことが好きだということが絵から伝わって来ました。そして、良い意味で作品のイメージをリニューアルして頂きました。
鶴田さんの描いたキャラやコメット号を頭に描きながら、小説を読めてとても幸せでした。
画集ですが、ページには、番号もなく、解説文も無し。
単純に絵を丁寧に配置しただけの本です。
新たな書き下ろしが、少しですが、加えられています。
個人的には、カラーの絵はもう少し明度が高く、色を少し強めに印刷してくれたほうが良かったかな
とも思うんだけれど、白黒のページは、最高です。こんなに密度が高い絵なんだと改めて感心しました。
うまく説明できないんだけど、眺めていると幸せな気持ちになってくる、
そんな画集です。
絵を眺めているうちに、また、キャプテン・フューチャーシリーズ読み直したくなりました。