ワイルド・アット・ハート [VHS]
リンチの映画は基本的に好きなのですがこの映画は好きになれません。イレイザーヘッド、ロストハイウェイのように非現実の世界で何か(例えば、暴力や性など)が描かれているのは良いんですが、この映画は現実を舞台にしているので露骨さやどぎつさが目立ってしまい私はダメでした。
ワイルド・アット・ハート(字幕スーパー版 [VHS]
押さえきれない衝動!!自分がコントロールできない、すげえイライラする!とにかくスカッとしたい、でもできない!!そんな経験、あなたにもありませんか?若さゆえの貯まりに貯まったフラストレーション、ありあまる情熱をニコラスケイジとローラダーンが全力で発散するシーンが何度も出てきます(結局すぐ貯まるって事やね)。あそこまで好き放題できたら気持ちいいだろうなあ、と当時20才の私は憧れました。デビッドリンチ入魂の青春映画(だよな、一応)、わからない登場人物、意味不明なシーンとかはとりあえず無視して(結構あるんです)ぜひ見ていただきたい。「俺も、あんなふうに生きるぞっ!」と思っちゃいますよ。きっと。
ワイルド・アット・ハート 眠ってしまった冒険者たちへ
まず、最初に思ったのが
「読まないほうがいい。まだサラリーマンを続けたい人は。」
しかし、途轍もなく「夢」に依った生き方から生まれる至極の言葉がこの本にはあります
「仮に世の中の人間を"通勤電車に乗った奴・乗らなかった奴"で二分すると、ぼくたちは刹那的な享楽に溺れ、おいてけぼりをくった人種にしか見えなかったと思う。」
「それがいまは"ピンはいいよな、お前もいいよな"って感じになった。」
人生の幸せを考えさせていくれる至極の一冊
ワイルド・アット・ハート
リンチムービーの怪しい雰囲気が、ひしひし伝わってきます。 かなりのプレスリーファンである、主演のニコラス・ケイジが歌う2曲はなかなかイケてますよー。 最近よくサントラで使われているクリス・アイザックの「ウィッキド・ゲーム」もこの映画で最初に使われたのでは? この映画の怪しさにピッタリ合ってます。
ワイルド・アット・ハート 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
リンチ作品の日本での待望のブルーレイ化でしたので、期待して鑑賞したのですが、
あくまでも個人的感想を
明るい場面では若干クリアになったように感じられますが、暗部になるとやはり粗がめだってそこまで奇麗な感じはしません。
ですが個人的には ウィレムデフォー と クリスピン グローヴァー の怪演が若干の画質向上とはいえ見えるだけでも満足でした。
またブルーレイディスクに特典がない(DVDには通常特典あり)のも残念です。
デヴィッドリンチ自身は以前インタヴューでブルーレイに興味ないような発言をしていましたが、ブルーレイの本領を発揮したリンチブラックを見られることを今後に期待します。