miss.G
発売当初、結構気に入って聴き込んでいたのですが、たまたま最近、以前録音したカセットを車で聴いてから、またはまり出しました。もう8年も経つというのにまったく色褪せることなく心地よい歌声に和まされます。絶妙な感覚で展開するメロディーと、ベストマッチのアレンジ。間奏なしのいきなり歌い出しから淡々としたボーカルで始まる1は、歌詞と曲調が見事に合った名曲です。6はABABAとシンプルな構成ながらBへの転調が実に心地よく、その浮遊感がなんともいえません。おしなべて歌詞も音数も少ないのですが、やはりそのメロディーが実にうまくつぼを押さえてるといった感じで、シンプルでいて非常に心地よいうまさを見せています。
むらさき。
最近は目立った音楽活動をしていない彼女ですが、このアルバムを聴くと、それがもったいないと思ってしまいます。
もともと声に特徴があった中で、このアルバムに至って、表現力をともなう「ともさかの歌声」が完成した気がします。楽曲の完成度もピカイチ。アイドルのアルバムという偏見なしに、純粋に1人の歌手のアルバムとしての鑑賞に堪える品質の高さです。この後オリジナルアルバムが出ていない(たぶん)ということを考えると、いったんここで「ともさかの歌・第一部」が極まった、という判断なのかもしれません。
子育て中だし、歌手としての復帰はもう少しかかるのかな?歌手活動再開を期待しています。