「未来ロボ ダルタニアス」コンプリートDVD (完全生産限定版)
放送当時、半分位しか見れず、当時でもかなり
話が重かったと云う記憶が有り、欧州版ソフトで見るしかないかと
悩んでる時にここで購入後、先日やっと全部視聴しました。
欧州版ソフトと同じマスターかどうかは判りませんが、
1枚に8話収録はちょっと無茶かな〜(既に指摘が有る様に、
画面全体ににザラつき感が有るのは否めない)と思いつつも、
当時の東映ロボアニメの作画レベルから言えば、TV版ガンダムと
似た様なモノなので、8話収録でも私は何とか許容範囲と思います。
それでも、ロボの合体・クライマックスシーンがほぼ全てバンクなのは・・ですが
(コレは当時の状況から考えても、仕方ないが他のバリエーションがほしい所)、
長浜氏によるロマンロボの骨太さは120%健在です!
開始4話以降の前半のエピソードは少々、省略しても良いですが、
後半23話『銀河の虎ガスコン』からはほぼ、毎回目が離せません!
主人公・楯剣人やその父・隼人の心の気高さ、それとは対照的な
地球・ザール帝国双方の登場人物の人間としてのエゴイズム、
また、ロボ合体時もエピソードによって主題歌の歌詞を使い分けて
BGMとしたり(少し目がうるっと・・) ドラマ部分が本当に充実しています。
最終回で明かされる(それまででも徐々に判りますが)
そもそもの戦いの原因は『全て人間側』に有ったと言う何とも重い結末でしたが、
それでもラストの隼人のセリフ『銀河はもう、一人の皇帝が支配する時代じゃない』に
救いが有ると思います。
この辺が結局、ニュータイプも含めた人類同士の戦争が続くガンダムシリーズとの違いでしょうか?
(念の為に申し上げますが、私はガンダムのアンチファンでは有りません。
ガンダムシリーズがダメ等と中傷しているつもりもありません。)
もし当時、オモチャが売れてなければ、話がハード過ぎて絶対打ち切りだったでしょうね。
そういう意味ではキチンと最終回を迎えられた本作は もっと再評価されるべきだと思います。
ロボットアニメメモリアル Vol.3
ふいに『闘将ダイモス』のエンディング曲「エリカのバラード」が聴きたくなり、検索したら、この商品が見つかった。ロングテール万歳。
なぜか、この曲はカラオケにも入っていたりするが、フル・コーラス収録の新品CDは、現状では、この商品しかなさそうだ。その意味では貴重な1枚。
ロボットアニメのコンピとしては定番的な内容で、下手な最新リマスタよりは、この10年前のCDの方が音質的にも優秀。
通して聴くと、目当てだった曲よりも、堀江美都子の歌の上手さに改めて感動。
また、(全く個人的な話で恐縮だが)なぜ『闘将ダイモス』のエンディングが印象に残っていて、オープニングは完全に忘れていたのかも、あらためてよくわかった。