エド・サリヴァン presents “ルーツ・オブ・ロック=R&B3” ~モータウン・サウンドとR&Bの時代 [DVD]
とにかく、スティーヴィー。17歳だよ、スティーヴィー。
ナニコレ、まじ?
人間は平等なはずなのに、別格がいるのです。まさに神の
使徒。ありがたいことに、スティーヴィーはまだ生きている。
マイクスタンドを持って飛び跳ねるスティーヴィーと同時
に、このバックで流れる驚異的なグルーヴ!これまさしく、
ファンク・ブラザース!NHKで放映時にはテープかなんか
だと思っていたが、後年『For once in my life』を入手し
て初めて分かった。ナマだよこれ!ぎゃ〜!!!ジェームス・
ジェマーソンのベース!!
これ1曲のためだけに買う価値あり。余りにも夢が溢れる、
素晴らしい名演。
Dynamite
Ike & Tina Turnerが船出したSUEというレーベルは、音楽好きの不動産営業マンが起こしたアメリカの小さなレコード会社。爆発的なヒットを生み出したわけではないけれど、英モッズ達からはモータウンに匹敵するほどの人気を得ている。
さてこのアルバムはそのSUEからのリリースで彼らの3枚目のアルバム。DYNAMAITE!というタイトル通り、迫力あるR&Bが聴ける。
何より「声」が凄いのだ。
タイタンズを忘れない オリジナル・サウンドトラック
いつも身近に感じていたくて、サントラも買っちゃいました。
どの曲を聴いても、映画のシーンが全て目に浮かぶんですよね。
「タイタンズ・スピリット」なんて、
ラストシーンがはっきりとよみがえってきます。
ちょっと残念だったのが、欲しかった曲が入ってなかったことです。
サンシャイン(Kip Pardue)が、太極拳をしてるときの曲と、
ヨーストコーチが殿堂入りがダメになり、娘がスタンドで泣きながら
悔しがっていたときの曲です。この2曲は聴きたかったですね。
ライヴ・イン’71 [DVD]
ヨーロッパツアー中のオランダでのライブ映像だと思われます。
1曲目はインスト。バンドの紹介、アイク・ターナーの紹介があり、2曲目にアイケッツの登場。アイケッツが歌う。
3曲目からティナの登場。アイケッツと一緒に踊りながら。力の抜けた軽い踊りっぷりだけど、圧倒的な存在感。歌いはじめるともうティナの世界です。
このライブは全曲カバーばかり。ご存知の名曲も多々。
演奏、歌、振り付け全て見事で、ライブというよりレビューという言葉がやはりふさわしい。
それにしてもティナ。こんなに美しくたくましい大地のような、力強い生命力と安定感にあふれた女性シンガーを現在において見ることができるだろうか?
ライブらしいトラブルといえば、はじめ、アイケッツ真ん中の女性のマイクがオフになっていて、ソロパートの時に声が聞こえなかった。その後すぐスイッチを入れてもらったようですが、一瞬アレッて顔しながらも平然と歌い続けるさまはさすがプロ。
あと、ドラムのシンバルが落ちて、アイクがそっと戻してあげてるところがチラリと映ってたり。
River deep〜のアフリカンな歩き方する振り付けのところで、アイケッツの右の人のパンツ丸見えなとことをカメラアングル切り替えてバッチリ撮影してたりとか、アンコールのI smell troubleのアイクのギターとティナのかけあいで、アイクがめっさお茶目なとことか。
すごく楽しめるいいレビューでございます。