インサイダー取引で儲ける人たち―株式投資で確実に勝てるたった1つの方法
いかにお金を生み出すネットワークをつくることができるかをわかりやすく書かれています。
とくに大学院で外国人経営者と知り合う。ヘッドハンターはインサイダー情報に精通する話など、
目からうろこです。
目の前がよく見えなくなっている20代、30代におすすめです。
株の勝ち方はすべて外国人投資家が教えてくれる
株初心者の場合は、同じ著者の「仕手株でしっかり儲ける投資術」
を読んでからこの本を読んだほうが面白いと思います。
トレンド判断の手法とトレンドに応じた手法に重点を置いた本です。
タイトルと絡めて説明すると
外国人の売買動向に注目した中原氏の株式投資スタイルの説明といった内容です。
私の場合は、読むのに休日2日がかかりました。
ですが、内容的には読みやすいと思います。
重視するべき大きな経済指標も紹介されています。
序文の
「どのトレンドのときに株式投資を始めたかによって、私たちの考えは固定されてしまいます。」
はなかなか意味のある言葉だと考えさせられました。
この人の本は何冊か読みましたが、
投資教育の伴わない、貯蓄から投資へのスローガンの一人歩きは危険だとつくづく感じました。
株式市場を通じた日本から国外へのお金の流出が起こっているのでは?とも思いました。
この人の初期の本が売れた理由のひとつは、
大口投資家が様々な市場でなにをやっているのか、
世界レベルでの投機マネーの流れを、
株式投資の勉強を通じて
一般市民に結果的に垣間見せているからでしょう。
実録・株取引 [投資家VS証券マン] [DVD]
株なりFXなりで負け続けている投資家(自分も含めて)がみると良いと思います。
何故自分が負け続けるのかというヒントをくれると思います。
自分にとっては良い作品だと感じました。
株式市場「強者」の論理
仕手株〜、世界を〜、外国人投資家〜、強者の〜、の四冊を読みましたが、本書は仕手筋や外国人などの「強者」に対して、如何に負けないか、そして流れを利用して勝つか、という氏のコンセプトの集大成だと思います。
また、氏が例外的に優れている点は、短期だけでなく、中長期の視点も秀逸なことにあります。
私は、中・長期の傾向を考えるとき、経済誌とともに、ジムロジャース、ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス(少しミーハーですが)のコメントをネットで参考にしていますが、ブログなどで散見できる氏の見方は、非常に共感できるものです。それは中長期視点の正確さであり、そのことが冷静な現状分析に結びつき、短期売買における決定的な投資失敗を避けることに繋がるでしょう。