極道めし 2 (アクションコミックス)
戦時下の食糧難を伝える学校の授業よりも、発展途上国の飢餓の報道よりも、「飯が喰える」という当たり前なようで、実は大変有り難い現実を実感出来るのではないでしょうか?
『食』を再考する上でも是非読んでいただきたい一冊です。…おっと、そんな肩肘はるようなもんじゃないですよ。
極道めし 1 (アクションコミックス)
こんなに面白いとは思わなかった。
この物語には実際の料理はほぼ登場しない、『美味しんぼ』のように「食」を哲学するような作品ではなく、『クッキングパパ』のような日常風景もなく、『ラーメン発見伝』のように一つの料理に焦点を当てているのでもない、言ってみればただのうまいもの自慢だが、その料理を「今は」食べられないという状況の中に置かれた主人公たちが語る「その料理」に対する思い入れは半端なく伝わってくる。
どこかの書評で料理マンガの新しい可能性であるという文章を見たがまさしくその通りだ。