ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命 (光文社新書)
ウィキリークスとはなんぞや?から始まり、ウィキリークスが公開する情報が世界政治に与えた影響、ウィキリークスが日本ではどのように扱われてきたかを上杉調でわかりやすく説明してくれています。実はこの本の半分くらいが日本の記者クラブについて書かれています。上杉さんは記者クラブを無くすことは日本の革命になると断言してくれています。警視庁などの公的施設内の記者クラブ室の使用料が無料だったのにはびっくりしました。つまり全部税金なんですね。日本人のほどんどは記者クラブの存在すらしらないのが現状なのではないでしょうか。この原発事故や放射能汚染の報道ではっきりとわかりましたが、政府と記者クラブは一心同体です。それに対して存在は小さくとも国民に真実を伝えるジャーナリストがいます。フリーランスで活躍されている本著の上杉氏、神保哲生氏、岩上安身氏たちはそのジャーナリストであると思います。