HISTORIA★SIBERIANA
4曲目までは間然するところがありません。
シベリア横断鉄道に乗せられ、眼を閉じて伸びやかに奏でられる歌に包まれると、あっと言う間に未知の場所へ。
前作までに見られた諧謔心はナリを潜めています。
中でも白眉は、「世界の果てへ連れ去られ」。
言葉少なに、涙がこぼれるのをグッとこらえるような、感傷的な美しさをたたえています。
Asiatic Spy所収「ボクの村は戦場だった」以来の名曲です。
ASIATIC SPY
初めて買ったインストのCDがコレでした。
「バイオリンは人間の声に一番近い楽器」だそうです。
どこか、知らない国の物語を聞いているような感じが好きです。
どうしても言葉で伝えきれなかったものを
音にして届ける仕事をしてる人達に感謝します。
素敵な音楽をありがとう。
Close to the Edge
あまりにも有名な「こわれもの」の次に録音された「劍機」は、言うまでもなく傑作です。このCDはリマスーで音が良くなった上に、ボーナストラックが素晴らしい。サイモン&ガーファンクルの「アメリカ」のシングルバージョン、「全体保持」のシングルバージョントランティックは、このメンバーにシングル盤制作を要求したのは一寸ひどいと思うが、今となっては、貴重な音源)「And You And I」の別バージョン、「Siberian Khatru」のスタジオランスルー(スタジオライブと言って良いでしょう)の4曲も付いてこの価格。今まで持っていたCDをどうすれば良いのか、ファンを惑わせますが、最後のスタジオライブの演奏技量の高さは、素晴らしいの一言。迷わず手に入れるべきでしょう。メーカーさんも罪な事やりますなあ。