サライ 19 (ヤングキングコミックス)
確かに、今までの物語は17巻まで、
紅い牙 (11) (MF文庫)
NYのスラムで生まれ育ち、タロンの手によりサイボーグ化された超能力少女ソネットと、古代超人類の遺伝子を受け継ぐゆえの超能力を持ち、それをタロンにつけ狙われる小松崎蘭。二人はそれぞれ違う意味で社会の中に入ってゆけないアウトサイダーであり、そしてバードという青年を巡っての恋敵…。別マ時代の「さよなら雪うさぎ」で無二の理解者であり恋人を殺されたイワンの復讐劇、ソネットをサイボーグ化したメレケスのソネットにたいする親心も絡まりあい、ドラマとして複雑な様相を見せてきての驚愕のクライマックスです。連載を雑誌で読まれていた方もコミックスを愛蔵されている方も、このラストシーンは愛蔵版出版のときにかなり加筆修正が入っており、唐突な形で終わったように見えるラストが著者の描きたかったものに近づいているようです。あとがきマンガにその事情も描かれていますので必読です。