何よりも注目すべき点は、「ロッキー4」のドラゴ役で一躍有名になったドルフ・ラングレンが日本育ちのデカという難しい(?)役どころを演じている事よりも、故ブルース・リーの遺児ブランドン(故人)が出演しているという点ではない。注目すべきは、日本文化を理解したと勘違いしてしまった製作者たちが、作中に登場させる日本文化へのオマージュ(?)にある、とへそ曲がり映画ファンの私は思うのです。
登場人物の怪しげな日本語、非常に聞き取りやすいカタカナ英語をしゃべるジャパニーズ・マフィア(彼の「地獄に堕ちな!」という日本語セリフは英語字幕では「ヘビー・メタル・スシ!」と訳される)、どう見ても日本人に見えないヒロイン(ハラキリを試みる)、闘魂鉢巻を締めヤクザのボスとの最!終決戦に向かうドルといい、日本人には決して狙って作る事の出来ない天然映画になっているので、深夜に友達と菓子食べながら見るには最適のもの、と私は思います(時間も90分未満ですし)。
念のために言いますと、肝心のアクションは全く問題ありません。普通にアクション映画ファンにも楽しめる水準を保っていると思います。だから星五つというのは、アクションの出来と笑えるポイントを両方を加味してのものなので、そこんとこ注意してください。
リトルトーキョー殺人課 [DVD]
マッチョでハードな男ドルフラングレン演じる役がとにかくおかしい。
日本語はかたことだしなんでもじゅうでかたずける。しかもさいごは鉢巻き巻いてハッピ着てM16もって敵地に行くンダからこれまた可笑しい。ほんと爆笑しますよ。ぜひみてください。
リトルトウキョー殺人課【字幕版】 [VHS]
舞台は、ロスのリトルトウキョ-。ドルフ・ラングレンが日本語を喋るシーンがある。ブランドン・リーとの格闘のシーンは、見る価値あり。なぜならドルフ・ラングレンとブランドン・リーの2人は、武道を使って相手を倒すからです。相手は、ジャパニーズ・ヤクザ。ジャパニーズ・ヤクザなので、組織の中での会話は、すべて日本語。ドルフ・ラングレンとブランドン・リーの2人は刑事。刑事といってもすごく強引な捜査をし犯人を見つけようとする。ドルフ・ラングレンが、刀を使うシーンがとてもかっこいい。