HQCDで聴く高音質ジャズ
ジャズを生で聴いた事は、数回しかありません。このCDは、どこかで聴いた曲もあれば、馴染みやすい曲もあり、とても楽しめました。何をしていても邪魔になりませんし、夜ゆったりと聞くなど、いろいろな状況で楽しめました。他社の高音質CDの聞き比べ盤やお試し版みたいな安価なものを、数枚買いましたが、これが一番良かったです。
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ+2
夭折したトランペッター、クリフォード・ブラウンは早世の割には多くの録音を残してくれているのが不幸中の幸い。同じ若死にのラッパ吹きでも、ビックス・バイダーベックなどと比較すると、素晴らしい共演者にも恵まれている。 ブラウニーの残した演奏に駄作は一つもなく、熱心なファンなら全ての録音を集めるべきだと思うが、 ブラウン=ローチ・クインテットに限れば、まずこの作品から聞き始めるべきである。 肉厚ではち切れんばかりに輝かしく歌うブラウンのラッパと、水晶発振器の如く正確でいて、陰影に富んだローチのドラミングは、この時代の演奏家のレベルを物語って憧憬の念を呼び起こす。ブラウニー、ローチの名演の連続はもとより、ハロルド・ランド、リッチー・パウエルなどのメンバーも最高の演奏を繰り広げている。
クリフォード・ブラウン―天才トランペッターの生涯
The Beginning and the End の"Donna lee"が ブラウニーの最後の演奏ではなかったことは驚きだ #実は結構前の演奏らしい