初め、独特な、リアリティ溢れる演出に驚いた。キャラの服が風になびいていたりする。全体的に丁寧な作りで、細部まで凝っている感じがする。
ダンジョン探索中には、だんだんキャラの喉がかわいて来て、限界状態になると弱ってきたり(水を飲む事で回復)、敵と戦っているうちに、武器が壊れて使い物にならなくなってしまったりする。(武器は壊れる前に、専用のアイテムで修理をしながら戦う事になる。)最初のうちは、わけがわからず戸惑ったけれど、アクション自体、かなり面!白く、熱中できた。ダンジョン内は、個性の違う仲間達を使い分けながら、進んでいく事になる。
少々イジワルな、使えるキャラクターが制限されたり、喉がかわくのが早くなったりするリミテッドソーンというのもあり、はらはらさせられる。
ダンジョンは、皆階層も深く、なかなか手ごわいけれど、一階層クリアするごとに、外に出れる上、次の階層からスタート事ができるので、安心して臨める。
フィールド上では、ダンジョンで集めたパーツを使って、魔王に破壊された町の再建ができる。
全ての住民の希望を聞き、全ての条件を満たした町を作れば、ご褒美までもらえてしまう。
最初は何も無かった土地に、立派な町が完成した時は、なかなか感慨深い物が。
音楽も場面場面に合った物が多く、素敵。
やり!込み要素としては、武器を成長させる事、釣りなど。
キャラクターなど、どちらかと言えば地味で、インパクトに欠ける部分はあるかもしれないけれど、素直にゲームとして面白い良作だと思う。
全体的に民族的な要素を盛り込んだサウンドは、同社の「レガイア伝説」辺りに近い印象を受け、心地良い落ち着きのある雰囲気の作品です。アコースティックなサウンドが多く、アコギやパーカッション等の音を使ったRPGのサントラが好きな方は十分楽しめる作品だと思います。
自分が購入したきっかけは某雑誌のデモDVDで聞いたオープニング曲でしたが、軽快でありながら物哀しいストリングスのメロディが非常に良くオススメの一曲です。