例えば、グニンラおばあさんとの別れが記述されていないのは問題です。 なぜなら、この別れがカトリとグニンラにとって最後の別れになるのです。 涙が見たかったです。
評価できる点は、物語の最後で馬車に揺られながら、 カトリと母サラの心情がきちんと説明されていることです。 よくできていると思います。
「牧場の少女カトリ」、原作者であるアウニ・ヌオリワーラの生い立ちを描いた物語だと言われています。この完結版を見て、感動したら、全巻揃えてみたらいいと思います。