ゲッターロボG (2) (Action comics―ゲッターロボ・サーガ)
細菌兵器を巡るバトル、(意外な結末が見事)そして最後の戦いであるウザーラ編。
伝説の島の最終兵器、ウザーラはゲッターを凌駕する圧倒的な強さを見せ付ける。
(ウザーラにボロボロにやられたゲッターの描写は、秀逸!)
物語は二転三転し、百鬼帝国との最終勝負は、鳥肌モノの面白さ!
しかし、何と言ってもこの巻で一番の見所は、反撃を開始するゲッターが、腕組みをしながら現れるシーンだ!
このシーンは、最高に格好良い!
(その後の不敵でサディスティックな竜馬の笑みも、震えるほど格好良いぞ!)
ゲッターロボG (双葉文庫―名作シリーズ)
初代ゲッターやこの後の真やアークに比べると、ギャグっぽい展開も多く、ずいぶんと雰囲気が柔らかく読みやすい。
といっても一般人は相変わらずよく犠牲になるが・・・。
ストーリーの展開の仕方は時代を感じさせられて、OVAから入った自分のような人間からすると戸惑いはある。
ビルの中を正確に飛ぶドラゴン号を見て、ビルがデカいのかドラゴン号が小さくなってるのかとか疑問を感じたり、真ドラゴンのデザインの元ネタがここにあったかーと発見に喜びを感じつつも、アトランティスのくだりいらなくない?とか思ってしまったり。
まあロボットものに対していちいち細かいことを気にしてはいけないのだろう。
そもそもゲッターロボの発想自体が奇抜なのだから。
物語はいったんGで区切りを迎えるが、これからがゲッターロボの本番だ。
ぜひとも真以降も読んでいただきたい。
まさかドラゴンがあんなことになるとはねえ・・・。
ゲッターロボVSゲッターロボG
リョウ、ハヤト、ベンケイの三人の声はやはりこの方々じゃないと
私のようなオールドファンには納得いきませんですね。
しかもゲッターとゲッターGでのドラマ。
他のロボットアニメにはない、いきなり一般人がたくさん亡くなってしまう、
でも、主人公たちにとって大事な方を守るために敢えて犠牲も
仕方ないと平気で割り切ってしまう・・・。
このウルトラドライな考え方、ゲッターファンの私には
たまりません。下手すると子供には聞かせられないようなドラマですが
オールドファンにはとても懐かしく、原作と相まって
独特のゲッター世界が見得る様な作品になってます。
佐々木功さんの力強い歌声もあって40歳以上には非常にお勧めの作品になってます。
灰汁が強すぎて万人受けはしないでしょうが・・。
ゲッターロボG VOL.3 [DVD]
以前に発売された限定BOXの分売ですが、これは絶対に見逃せない部分です。
特にオススメは、第33話「夕焼け空が知っている」です!
百鬼衆の「狂角鬼」が、「クレージービーム」を使って地上を大混乱させます。
人間が「クレージービーム」を受けると、番組内の医者曰く「脳みそが壊れちゃう」そうです。
しかもこのビーム、放射線の一種で壁や建物、ゲッターの装甲ですら通り抜けてくる為、ゲッターロボもうかつに手が出せません。
そんな中、首相やアナウンサー等、ありとあらゆる人達が餌食にされ、日本は大混乱。
このビームを防ぐ手立てはあるのか・・・。
(恐らく、現在地上波では放送できない内容です。CSやDVD等でなければ、2度と見られないでしょう。)
そして、いよいよ百鬼帝国との決戦!
ゲッターロボ最後の戦いが始まります。
限定BOXを買い逃した方、当時見ていらした方には絶対損の無いDVDです。