近代日本奇想小説史明治篇サンプル
詳細は以下↓ www.pilar-edit.com 第一部 近代日本奇想小説事始め第二部 押川春浪と奇想小説ブームの到来あとがきにかえて インタヴュー(聞き手:川村伸秀) 主要文献目録人名索引
忘れ雪の中、お願い事をした少女が出会った初恋の相手。
8年後に偶然の再会をはたし、お互いに愛し合うのだが、というお話。
究極のピュア(純恋)ストーリーなので、「世界の中心で。。」や、「いま、会いにゆきます」が好きな人におすすめしたい小説です。
あと、著者が動物が大好きなようで、この本の主人公は獣医です。
だからペットや獣医の仕事に関して、かなり博学な知識が書いてあり、「動物のお医者さん」にはまった人にも一読してみてほしい。
ただ、昔からの新堂ファン(ハード話好き)には、違和感があるかもしれません。
また、他の方もおっしゃってるように、後半が中途半端にハードで、前半の雰囲気を壊してます。
ところどころ、知識や詰めの甘さも感じられます。
そして私にとっては、かなりわだかまりの残る終わり方でした。
気になる点は多々ありますが、それでも読めてよかったなと思えた小説でした。