クリスマス・エクスプレスの頃
素晴らしいの一言。完璧なコンセプトによる、最高のクオリティ。今まで、CMについて、ここまでの本があったただろうか。「CMにチャンネルを合わせた時代」の杉山登志に次ぐ、本だと思う。しかし、この本のコンセプトの主体である、映像と本の組み合わせはもっと早く実現していたらと悔やまれる。しかし、「クリスマス・エクスプレス」は映像、演出、音楽、すべて完璧である。買って以来、毎日、そこばかり繰り返して見ているが、全く飽きない。歴史に残るCMの一つがここにある。
優香 to [VHS]
優香がこれまでに出したイメージビデオの中でも1、2を争う名作。いや、イメージビデオ全体を見ても、なかなかココまでできあがった作品にお目に掛かる機会がない。それが優香であるということがさらに価値を高めている。内容はというと、初っぱなから紐ビキニの優香を接写。そしてその体勢のままカメラ目線で微笑む優香。これがいい。いくら接写されてもひるまない優香は立派だ。まるで自分のボディを見てくれと言わんばかりに挑発的で余裕がある。最大の見せ場は、白ビキニでベッドを寝転がるシーン。最初はヘアメイクに髪の毛をいじられながらもベッドの上でジャンプを繰り返す優香なのだが、ベッドに体を預けると突然オトナっぽい表情になり、ベッドを転がりはじめる。演出的にも最高で、なんとしばらくの間は音楽が止まり、全くの無音! まるで優香の息づかいが伝わってきそうなシーンである。その間優香はカメラ目線で、何度も何度もベッドの上を寝転がるのだ。
後半はインタビューと、グラビア撮影のメイキングがメイン。たいてい写真撮影のメイキングには見どころなどないのだが、この「to」に関しては合格点を挙げられる。むしろ「グラビア用ビキニ」(普通のイメージビデオ撮影では見れないような露出度の高いビキニという意味)を動画でじっくり見れるチャンス。特に赤ビキニで元気よくジャンプするシーンは必見です!
Sobacasu―深津絵里写真集
若いなぁ、16歳っていつだよ(笑)
深津絵里の写真集はほとんどないのでファンなら当時の映画DVDと併せてどうぞ。
最近しか知らない若い世代には微妙ですが。
ちなみにコピーが死ぬほどダサいです。これも時代なのかな…。