のりりん(5) (イブニングKC)
今巻は前半ロード組み立て 後半はドマチ・ミム・ミナミも自分のロードを入手し 皆でツーリングをしよう!!と言う趣旨のお話
前巻で入手したフレームにアルテグラコンポを装着し、めでたくノリのロードバイクが組み上がり
晴れて無免→ロード通勤生活と相成りました。
まあフレームから組み立てる人は大抵マニュアルを持っていると思いますが 流れを掴むには分かりやすいです。
良くあるトラブルとしてBBの逆ネジやケーブルの伸び等が紹介されています。
後半 初心者のツーリング知識などは結構タメになりまたね
特にゴミ袋を輪行袋にする技やチューブでの固定など玄人には結構ニヤっとしそうなネタが載っていますw
この作者の本は他のロード漫画と違いレースメインではないので特に興奮するシーンはありませんが、絵も丁寧で話も分かりやすく全体的に読みやすかったです。
個人的には 輪ちゃんの「よかよか」と言う台詞がグッと来ましたw
テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.5
13話 地球:マキ編(後半)。
この戦いの恐るべき意味が明らかになります。
敵ロボットとの戦闘、周辺の演出、戦闘後に広がる空前絶後の光景、優しさあふれる結末。息を呑む展開が続きます。シリーズ屈指の出来で、シリーズ前半を締めくくるにふさわしい完成度です。
敵ロボットのコアを開くシーンにDVDオリジナル部分が少々あります。
14話 迷い。
アニメオリジナル編の始まりです。ジアースのテクノロジーをめぐって後半の鍵となる人物/組織が次々と登場します。オリジナル編のキーワードは「生きる」。
契約者の子供達が生き残るための模索がはじまります。
15話 自滅:キリエ編(前半)。
突如面倒見が良くなるウシロ。「羊羹」にまつわる迷文句。ジョーカー=タモツの登場。ハラキリ。森田監督いわく「キリエ編は変化球ばかり」。「変化球」も捨てがたいのですが、シリーズ前半と比べて違和感が大きいのが残念です。
「ハラキリ」は最終回につながる伏線になります。
コメンタリーは森田監督、阿澄佳奈さん、浅沼晋太郎さん。浅沼さんの鋭いツッコミとアフレコ内幕話に注目です。
終わりと始まりのマイルス1 (Fx COMICS)
真面目にレビューを書こうと思ったら難しい作品だなあ。
SFが好きな人だと喜ぶんじゃないだろうかと思います。
SFとかわいい女の子の絵が好きなら、おすすめしてみたいです。
表紙絵の雰囲気どおりの作品ではあるので、
表紙を見て気になった人は買うと良いかもしれません。
戦闘機の出てくるシーンは飛行機好きにもおすすめです。
その方面のマニアックな情報も見え隠れするので、好きな人はぜひ。
ネタバレはしたくないので、省略しながら書きます。
149ページから154ページに書かれた
世界観の説明を読むと、どういう話かわかるはずです。
それさえ読めば、何となく何の物語か理解できるはずです。
ただ、その説明を読まずに第7話まで一気に読んで、
その後で、その説明を読むほうが楽しめると思います。
世界観の説明を読まずに読むと、
新しい世界に降り立った感覚が楽しめますし。
それは、例えば、新たな生活を経験するような
学生や社会人などにも面白いんじゃないかなあ。
よくわからない世界に入っていく感覚を楽しめる感じ。
エロティクス・エフの連載は面白いのが多いなぁ!
鬼頭 莫宏先生の作品は、
ちょっと欝展開が多いんだけど、
この「終わりと始まりのマイルス」には
思わず笑ってしまうようなユーモアが入っていて、
そこが個人的には嬉しかったし読みやすかったです。
鬼頭莫宏短編集 残暑 (IKKI COMICS)
『なるたる』や『ぼくらの』では、世界を憎み、残酷な悲しみばかりを描いてる
鬼頭莫宏が、その痛みを少しの優しさに置き換えて描いた作品を集めた短編集。
収録作『よごれたきれいな』は、この短編集を読むまでの鬼頭莫宏のイメージだと
もっと突き放したバッド・エンドになりそうに思えますが、最後のキャプションには
間違いなく優しさがあり、それのおかげで少しだけ救われたような気持ちになれます。
『AとR』や『パパの歌』なんかも普通に素敵な話だし、鬼頭莫宏ファンじゃなくても
漫画好きになら薦められる良い1冊だと思います。
テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.3
小学館IKK連載/鬼頭莫広原作の
「ぼくらの」TVアニメ第7〜9話を収録したDVD3巻です。
神奈川県・御友島で開かれた自然学校に参加した15人の少年少女が
巻き込まれたのは死を賭けた地球防衛ゲーム。操縦すれば必ず一人死ぬ。
誰から自己犠牲に?それとも地球消滅?SFメカ作品の媒体を覆す設定の中、
少年少女達の心の内面を曝け出した衝撃作品です。
第7話「傷」★★★★☆ 残り12人
死んだ彼の側にいた彼女の過去が描かれます。少女な純粋な気持ちを
教師という立場で弄んだ男の下種な劣情に怒りを感じます。立場と権力を利用した
昨今の不祥事を象徴するかのような嫌らしさを残しています。
第8話「復讐」★★★★☆ 残り11人
ジアースを復讐の道具として怨みを晴らさんと彼女の憤りと葛藤が積もる物語です。
結局、死ぬしかないとあきらめ半分でやけになった気持ちがよく現れています。
今回の見所は操縦者の生き残りと登録人数が合致しないという点です。人間関係に
疑心暗鬼を生み出す展開の巧さに感心させられました。
第9話「家族」★★★★★ 残り10人
残された者達は一体どうなるのか?常に家族、仲間、そして街を想う彼の悲壮感の中で
描かれる情の厚さがなんとも優しく胸を打ちます。誰かのために自分を投げ出せる勇気と
家族との絆の大きさが感動的で、今まで荒んだ心の描写が多かったためか、
人間愛に溢れた見応えのある1本に仕上がっています。