定番 (あたらしい教科書 4)
第一弾もとっても見応え、読み応えのある内容で楽しかったのですが、この「秋冬」号は、ちょうど今年の冬の装いのテーマはどうしようかなと思っている今、真似して買う…じゃなくて、私らしさって?何が本当に好きなのかしら?と自分のベーシックに立ちかえらせてくれる、そんなきっかけになってくれます。
サブタイトル「40歳からの大人服」と謳われる通り、今までの経験、そしてこれからの自分のビジョンがそれぞれ紹介されている方々からもきちんと伝わってきて何度手にとっても飽きることのない本です。
レッド(1) (イブニングKCDX)
本の最後に「なぜこんな真面目な人物が命を落としてしまうのか? なぜこんなどうしようもないやつが生き残っていくのか?」と書かれてあるが、人物に数字を付けてその後の運命を暗示させるのは斬新な手法だと思う。
この本では彼らは最初はまだ和気あいあいで普通の学生感覚が残っていたことを現わしている。活動が過激化するのに伴って次第に孤立していき、彼らの人間関係はより緊密になって愛憎はより激しくなっていく。
当時の時代性をテレビの画面にさりげなく見せたりするのはうまく、風景の書き方が写真ぽいのも今とは別の感覚であることを強調していて成功している。マンガとしてはかなり異色で、今後に期待させる。