アンソロジー
連れて(持って)行くとしたら私はお勧めです。スタジオミュージシャンからの履歴と彼の巧みさがよく理解出来且つバラエティーに富んでます。I、IIともレコードから買い直しましたが良い音に。子供の頃ウイルソン・ピケットも好きだったのでヘイジュードのバックで弾いている
この眠たそうなギターは誰?と思ってました。たまにレコードプレーヤーにかけ針を下ろすとワクワクしてレコード店に買いに行ったあの頃が思い出されます。彼らの中では名盤ではないのかもしれませんが間違いなく逸品です。もちろんIIもです。
Anthology 1
昔から、名前は知っていたのですがじっくり聞く機会がなかった(レイラ以外は)ので、最近ブルースを聴くようになり、こちらを購入しました。元々セッションマンとして活躍していたことからホーッ!という感じです。肩肘張らずに聞けるアルバムと思います。
Anthology 2
「Duane Allman Anthology」が売れたので、柳の下の2匹目のドジョウを狙った作品です。前作のアンソロジーでめぼしいところは使ってしまったので、こちらはとてもコアな出来になっているというか地味な作品です。
それだけに当時スカイドックことデュエーン・オールマンに傾倒してるファンは、是非入手したいと思ったのでは無いかと感じます。前作でも聴くことが出来た歌うデュエーン・オールマンの声を2曲この作品でも聴けますが、この人の唄にお金を出す気は起きませんあくまでも優れたギターリストしての評価が全てです。
スライド・ギターを今日ここまでギターのメジャーな奏法として広めた功績は、Duane Allmanがピカイチではないかと思えるのですがこれを読んでいる方はどう思っているのか知りたいところです。30年以上ずっと聴き続けている自分には彼の弾くボトルネックのスライド・ギターの音を古くさいと感じた事が無いのですが、現在の若いロック・ファンがどのように感じているのかも気になるところです。
このアルバムもマッスル・ショールズ・スタジオでのセッション・マンとして活躍していた時の音が中心に編集されていて、アンソロジー2というタイトルはぴったりです。
レコーディングで共演したアーティストは「Aretha Franklin」、「King Curtis」、「Otis Rush」、「Wilson Pickett」、「Arthur Conley」、「Bozz Scaggs」、「Delaney & Bonnie」、「Johnny Jenkins」、「Ronnie Hawkins」珍しいところではJazzの「Herbie Mann」まで有名無名を問わずDuane Allmanのバッキングのギターが聴けるのです。
他にも「The Allman Brothers Band」は勿論のことそれ以前に組んでいた、「Hourglass」の曲も1曲入っていて前作と同じく彼の足跡を辿るようにまとめられていますが時系列ではありません。
とにかくブルーズフィーリング溢れるスカイドックのギターが聴けるのです、それから蛇足ですがソウル・ファンにも貴重なアルバムなのではないかと思います。自分は前作とこのアルバムからディープなソウル・アーティストの名前を知り、サザン・ロックと共にサザン・ソウルに目覚めていく貴重なネタ元になったアルバムだったのでした。