ジャイアントロボット‾日本上陸G作戦
謎のギタリスト=バケットヘッドのアルバムである。中身はかなりハードコアなギターが聞ける。ビルラズエル/ブ-チ-コリンズがからんでいて相当ファンキーである。音の覚醒剤と言えばいいのかな??なんやら聴いていると。目がさめる。ユーモアもかなりあり、ユーモア音楽としても一級品である。マイクケネリ-にかなり近いのではないのかな??この音楽はタイプとしてはプライマスなどに似ていると思う。だから変態音楽が好きなマニアにぜひともおすすめであります。ひとひねりはいっている音楽です。マニア受けにしておくにはほんとうに惜しいアルバム。ヒットチャ-ト音楽がつまらなく感じているそこのあなた、これを聴いてぜひともリフレッシュしていただきたい。ギターは超高速であります。かなりアクが強い音楽なので初心者にはおすすめできません。ヴェテランの過激な音楽が好きなあなたにこそおすすめいたします。かなり危険な音楽です。これを聴くと絶対に目が醒めますよ。目覚まし時計かわりにいかが????
バケットヘッド・ランド
バケットヘッド単体としてのファーストアルバム。後に出くるアルバムの原案ともいうべき作品。録音技術などローファイな部分も多く一つ一つが長い、そのためしばらくしてからこんな名曲が入っていたのかと驚いたりする。ギターキッズにお勧めの一枚だが。先に「GIANT ROBO」を所有している方はニヤっとできる反面、物足りないと思う。しかしファンならば押さえておきたい一枚だろう。
Colma
今までの作品が“動”のBucketheadなら、これは“静”のBucketheadである。
いつものようなサンプリングも殆ど皆無で、楽曲で勝負している。
曲も良く、メロディもセンスを感じさせる楽曲もある。
「やればできるじゃん!」と思わせる一枚。
でも、やっぱり、Bucketheadなんだなぁ・・・。
Secret Recipe (2pc) [DVD]
超絶変態Buckethead、2006年発表の2枚組みの映像作品です。
1枚目(Wedge1)は、彼の足跡を辿る(?)とでも言うべき内容になっています。具体的には、彼の周りの友人やスタッフが撮影したと思われる、プライヴェートや多くのミュージシャン達とコラボしたライヴ映像(初期のものから2005年まで)、様々な写真や、彼が参加した映画サントラやコラボ作品等の紹介、Bucketheadlandにあるような、ブッ飛んだ文章等、盛りだくさんの内容になってます。
1枚目で結構お腹一杯なところに、2枚目(Wedge2)はフルのライヴ映像(2004年のボストン公演)がたっぷり。こちらの内容についても、相変わらずのキレぶりを遺憾なく発揮しています。
彼の音源を聴いたことない人、観たことない人、あるいは昔からのファンの方々にも楽しめる内容ではないでしょうか?
ちなみに、彼のオフィシャル映像作品は、"Young Buckethead Vol.1"、"Young Buckethead Vol.2"もありますが、Wedge1はある意味それらのダイジェスト版的な位置づけになると思います。
Wedge1は、英語がわからないと退屈かもしれませんが、全体としては、質・量共に満足できるものではないでしょうか?
それにしても、彼の技量はさることながら、音楽(パフォーマンスも含む)に対する情熱と、他の追随を許さない、徹底した奇行には、ただただ感服させられます。個人的には本作を通じて、再認識させられました。