夏のあらし!~春夏冬中~キャラクターソングアルバム
『夏のあらし!〜春夏冬中〜』のキャラクターソングアルバム。
昭和歌謡のカバー集・全13曲。
みんな本気出し過ぎですよ!
今回は歌謡の世界の奥へとつっこんだラインナップです。
#4は雰囲気ガラリと変えてしっとり系、#5は小見川さんのハッチャケぶりが素敵で、曲も限りなく原曲に近づけようとしたり、#11の穴守=小林◯う(本編を見よ!)というナイスチョイスで曲とのマッチが良かったりと個々での工夫と個性が相変わらず光るアルバムです。個人的には#12がとてもノリノリで楽しそうに歌っている感じが印象的だったので、1番好きかもしれません。
今作も充実度・テンションの高さ感じられる。
まぁなんと言ってもキャストのマジ歌唱というのが魅力です。ハズレ曲一切なし!こんなん認めんという人がいても私はやっぱり大好きです!ていうことで超オススメ!!!
天城一の密室犯罪学教程
1948年にデビューし、高い評価を受けながらも天城一名義の単著のなかった「幻の探偵作家」が2004年に発表した本書は、濃密な密室ミステリの作品と評論から成る、傑作と言えます。
本書は、3つのパートから成ります。
パート1とパート2は、「密室犯罪学教程」の「実践編」と「理論編」という照応した構成で、パート2で論説する9つの密室トリックの分類に対応したミステリ小説10作品が、パート1に掲載されています。
読者の側から見ると、パート1で密室ミステリ10作品を満喫した後、その小説が密室トリックのどこに分類され、位置づけられているのか、パート2で講義を受けられるという仕組みです。
パート2「理論編」の分類については、異論も多々あると思われますが、何と言っても、パート1「実践編」でそのトリックが「推理クイズ」ではなく、「小説」として成立していることを実証しているのが、実作者ならではの強みと言えましょう。
パート2を読むと、パート1の作品をもう一度読み返したくなり、その作品の質の高さに驚嘆することとなります。
パート3の「毒草/摩耶の場合」は、デビュー作【不思議の国の犯罪】を含む、名探偵・摩耶正の活躍する10の短編から成る章です。
この諸作のうち、最高傑作は、と言えば、やはり【高天原の犯罪】を挙げざるを得ないでしょう。
じつは、この作品については、パート2の中で、海外のある古典的名作を意識して書かれたものだ、として、トリックの核心部分に触れた記述があるのですが、それでも素晴らしい作品だと感じました。
日本人でしか書けない、極めて社会風刺に満ちた作品として、後世に残る傑作であることは間違いありません。
極力無駄を省き、ロジックに徹した独特の文体は、正直なところ、「難解」な部類に入るものと言えますが、ミステリをある程度読み馴らしている方には、是非とも読んでいただきたい、濃密な1冊です。
島崎警部のアリバイ事件簿 (天城一傑作集 (2))
~昨年上梓され、本格ミステリファンから好評を博した『天城一の密室犯罪学教程』に続き、今度は、時刻表トリックをはじめとするアリバイ崩し物を中心に編まれた傑作選。
アイデアの奇抜さという面では、前著に一歩譲るが、その分、読みやすく、初心者にお勧めするなら、むしろ、本書が良いかもしれない。
本書の時刻表トリックは、どれも緻密で、いくつもの~~可能性が検討された末、真の解答に至るプロセスはスリリングで、本格物ファンには堪えられないだろう。
ただし、当然、いずれも現行のダイヤグラムとは違うので、「実用」的値打ちはない。あしからず。
だが、作品の値打ちは永遠に変わらない。今なお、輝きを失わない名作揃いである。~
1/700 特シリーズ No.46 日本海軍巡洋戦艦 天城
フジミのプラスチックは少々柔らかいので細かい部品の切り出しには注意した方がいいです
少々部品の切り出しに苦労する箇所がありますのでご注意
艦橋や後部マストの支柱の十分にすり合わせ&調整が必要です
特に斜めになっている箇所の穴は仮組みを丹念にし、穴の調整が必要です
部品取り付け用の穴はピンバイスで少々拡張した方がいいです。そのままだとちょっと穴に入りづらい箇所がありました
艦首の菊の御紋章の取り付け指示が欠落しているのでお忘れなく
全般的にモールドは昨今のキットのように細かくあります
新造時ということでかなり構造物が簡素ですがそれがまたスマートに思える艦影がとてもよろしいです
ちなみに最終設計ですと煙突は直立二本じゃなくて集合されて一本になっていますね