L.A.コンフィデンシャル [DVD]
何回も見返したくなるような、極上のサスペンス作品。
最も注目したい点は、非常に丁寧に描かれた人間ドラマであること。
一癖も二癖もある刑事たちを、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアーズ、
ケビン・スペイシーが好演している。前半部分で登場人物のキャラクターが
描き分けられ、この性格がまるで異なる3人の刑事が、ドラマのラストで
“正義”とは何かを見つけ出す。様々な伏線が複雑に絡みあい、そして
いくつもの点がやがて一つの線で結ばれていく。
その見事な過程を是非堪能して欲しいですね。
いくつか印象的なシーンはありますが、上司のダドリー警部から「更正の望み
のない犯罪者を背後から撃ち殺せるか」と問われたエドが「ノー」ときっぱり
答えるシーンは、ラストシーンにうまく絡んできます。また、ある登場人物が
死に際に発する「ロロ・トマシ」という言葉。これが非常に重要なキーワード
となるんです。
全体を通してモノクロームな色調ですが、キム・ベイシンガーの気品溢れる
妖艶さが映えており、作品全体にアクセントを与えています。
全編を通して1950年代のロサンゼルスの雰囲気が漂い、どのワンシーンを
取っても絵になるんですよ、これが。
是非、お手元のコレクションに。
L.A.コンフィデンシャル (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ)
映画L.A.コンフィデンシャルの完全セリフ集があった!迷わず買った。何回映画を見ても、あのアイルランド系アメリカ人、ダドリー・スミス警部の口癖の『坊や』の英語が分からなかったのが分かった!こんな細かいところまで分かる本を出版してくれたスクリーンプレイ出版さん有難う!セリフだけじゃなく、脚本のト書きまで英語で書いてくれて有難う!この本を研究して映画を観れば、あなたもアメリカ映画の英語をかなり聞き取れるようになりますよ!できれば、もっともっと脚注の解説が多ければよかった。でも満足。L.A.コンフィデンシャルの完全セリフ集はこの本しかありませんから念のため。映画はアカデミー賞受賞作!この本も何回読んでも読み飽きることはありませんよ!
グリーン・ゾーン 【ブルーレイ&DVDセット・2枚組】 [Blu-ray]
イラク戦争を始めたきっかけとなる”大量破壊兵器の存在”に関して、ドキュメンタリー調のストーリーを展開していき、リアルであたかも真相に迫る勢いで、アメリカ社会に一石を投じています。
ジャーナリストの著書がベースになっていることより、その反米、反戦に関する社会問題としてクローズアップされた形となっています。
アメリカ人気質は、このような身を挺したある種の正義感を持っており、フィクションといえども問題意識を感じざるを得ないところがあります。
しかも、マット・デイモンが演じることにより、その正義感たるところが一層にクローズアップされるように感じます。
この映画は、決してミリタリーアクションではなく、どちらかと言えばサスペンスの部類に入るものです。
1億ドルの制作費をかけて、戦場を舞台としたきな臭さが漂う割には、ダイナミックさに乏しく、また詰の甘さがあり、全体構成としてはちょっと期待外れ感があるかもしれません。
LAコンフィデンシャル〈下〉 (文春文庫)
映画「LAコンフィデンシャル」を見てこの暗黒のLA4部作を読もうと思ったのですが…。
とてもおもしろかったです。
というか映画を先に見てしまったのを少し後悔です…。
全部読み終わりましたがまたブラックダリアから読もうと思います。
メガ・ムーヴィーズ
『マスク・オブ・ゾロ』『エア・フォース・ワン』『スター・ウォーズ:エピソード1』『タイタニック』・・・、銀幕で私たちの気分を高揚させ、映画にさらなる魅力を加えた映画音楽が1枚のCDに凝縮された!
ジョン・ウィリアムズ、ジェームズ・ホーナーなど、映画音楽の巨匠たちによって作られた傑作ばかりで、聴くなりすぐに名場面が自分の脳裏に浮かびあがり、さらなる感動に打ち震えること間違いなし!
またリストに観たことがない映画があっても、音楽を聴いて観たくなってしまうから不思議。さすが、映画音楽の魅力はすごい!