夜の大捜査線 [DVD]
67年製作。子供の頃に一度見た記憶がある。シドニー・ポワチエを知ったのはこの映画だった。NHK教育で放送していたので観てみたら映像のきれいなこと。びっくりした。死体を運んだ車のディーテールを映すアップの質感はすばらしい。昔の映画なのにどうしてだろう。映画最後のロングの映像ではフィルムの経年変化によると思われるノイズも確認できた。やっぱりデジタル処理というのをかけているのだろうか。発売日の新しいソフトの方が安くて映像がきれいな可能性がある。
夜の大捜査線 [DVD]
1960年代を生きてきた人間には、ぐっとくる作品である。この作品が作られた当時の黒人問題を思うとき、同じ米国で黒人の大統領が誕生する日がくることを誰が想像できたであろうか。この作品のすばらしさは良くできたミステリーというだけでなく、当時の社会問題が交叉しているところである。スターリング・シリファントのシナリオも無駄が無い。ノーマン・ジュイソン監督も扱いにくそうな俳優達をまとめるのに苦労したと想像するが、適度な緊張感を保ちながら最後まで演出しきっている。名カメラマン、ハスケル・ウェクスラー(この人も気むずかしいと聞いたことがあるが)見事な仕事ぶりで、ブルー・レイによる高解像で再度鑑賞してみたい作品の一つである。主演のポワチエ以上に脇役のロッド・スタイガー、リー・グラントの演技に感心してしまう。スピード時代の世代には、テンポが遅映画と感じるかもしれないが、当時の観客はこのテンポについてくることが出来た。新しい世代の人には、そのようなことも念頭において1960年代の空気を感じて貰いたい。
Destiny
岡本真夜さん20枚めのシングルのタイトル曲“Destiny”は、テレビ東京系ドラマ“新・上海グランド”の日本語版主題歌です。
偶然再会したかつての愛しい人に心揺れる女性の気持ちの切なさが、ゆったりとしたストリングスの調べと共に伝わってきます。特に、有名なピアニストである倉本裕基さんがfeaturingしている曲の方では、心の奥底にまでこの切なさが沁み込んで行く感じです。
その他このCDに収録されている“La lumiere〜hi・ka・ri”は、岡本真夜さん作詞の歌詞をフランス語訳しそのまま岡本真夜さんがフランス語で歌っているのですが、外国の有名な女性singer“エンヤ”さんを思い起こすようなゆったりとした優しい感じの癒しの曲になっています。
“sunset,so sweet”は、愛しい人と2人きりで過ごす優しい時間の情景をゆったりとした調べで歌った曲です。
新たな感覚を身につけた岡本真夜さんの楽曲集を聞いてみてください!
夜の大捜査線 [DVD]
アメリカ犯罪映画の最高傑作
ロッド・スタイガーがオスカー取っちゃたものだから、以降競演する、俳優が恐れをなした映画です、シドニー・ポワチエが南部の白人にビンタ食らってやり返すところが凄い70年代ですよ、そやりゃ誰だって驚きますよ。ラストの駅のシーンが泣けます。正確には1969年公開です。
夜の大捜査線 [VHS]
70年代アメリカの田舎で続けられている黒人差別。
そこへたまたま休暇でその町にいて殺人容疑者として黒人というだけで連行された黒人警察官。
彼は優秀な刑事であり、その町の白人所長は戸惑いつつ小さな町で起こった殺人事件に協力するように頼む。
その町ではまだ人種差別として黒人を奴隷として扱っていたり
捜査の一環として黒人に話し掛けられることに戸惑う町の人々。
一歩間違えれば銃で殺されかねない状況の中事件解決に挑んでいく。
2003年の今でも反黒人街という感じの町があるという。
アメリカといっても広い。小さな町から大きな町、開けた町、保守的な町とさまざまだ。
この映画はそんなアメリカ社会を鋭くついたものでもあるし
事件をといていく過程がスリリングで楽!しめる。
見ている限り主演はシドニー・ポワチエだと思いがちだ。
だがこの映画でアカデミー主演男優賞を獲ったのは白人警察署長役ロッド・スタイガーであり明らかにおかしいと言う人がいるが
これはあくまで白人の視点からとらえ、白人に問題を突きつける白人のための映画である。