人間の條件 DVD-BOX
かつての日本人は貧しかったけど、精神的には高い自尊心と矜持を有していた。
今の日本が失ったものはこうした「人間としての自尊心、矜持」ではなかろうか?
我々はもう一度、我々の足元をしっかり見詰め直さねばならないのではないだろうか?
もう一度、そんな時代が日本に来る事が有るのだろうか?
もう何年も前、新宿の映画館で「人間の条件」全6部の徹夜上映を何回も見た。
TVドラマでの加藤剛さんも良いけど、「人間の条件」は矢張り、仲代達也。
戦争という極限状況の中で、自己の生命と良心を守る為に苦闘した一人の男。
朝日を背中に浴びながら、少し精神を高揚させて歩いていった事を、今でも思い出す。
今まで、何とか背骨を曲げずに生きて来た?のも「人間の条件」の影響は大きい、と思います。
デメキン
とにかくストーリーのテンポがよく読みやすい
活字が苦手な方でも一日で読めると思います←自分がそうです(笑)
内容はもちろん やんちゃなエピソードもありますが、
それプラス笑い、友情、家族愛、涙ありと良かったと思います
とくに母親の優しさに泣けて泣けて、、、
読んだあといろいろ考えさせられる作品でした
波乱万丈な人生を熱く生きてきたからこそ
今 テレビで見せる優しさや笑顔が本物なんだと実感しました
とにかく面白かったので
興味ある方はぜひ読んでみてください
そして10月よりヤングチャンピオンにて漫画連載が決定しました
このまま映画化されることを期待してます
デメキン
湾岸ミッドナイト THE MOVIE [DVD]
クルマの持つスピードに魅入られてしまった方々は、本作を面白く感じると思います。コミック、アニメも面白かったですが、この実写版もなかなか面白く作られています。原作のストーリーを知っていても、そう感じます。
島達也役の加藤和樹が狂言回しとして、語り手となり物語を進行させていきますが、これは大正解だと思います。落ち着いた渋い声で、漫画にはなかった独自のクルマ哲学(人生哲学)も語られて、映画に重みを与えています。
アキオ役は、運転するとき、ちょっと前かがみの姿勢で、初心者っぽいのが残念です。また短い映画の中では、アキオが無謀で事故ばかり繰り返す下手糞に見えてしまうのも、いたしかたないとは言え、残念です。しかし、それも加藤和樹のオーラで帳消しです。
映画の中のブラックバードは930ターボベースなので、930ファンには嬉しいところです。エクステリアとインテリアに手が入っていますが、時々写るメーターは明らかに930のもので、懐かしいです。この頃の911は本当にコンパクトなサイズでS30Zと比べても小さく見えます。小さなボディにハイパワーというクルマが好きな人には堪らないクルマでしょう。
クルマの走行シーンでは、ところどころ、早回しを使っていますが、それほど酷くはありません。200kmオーバーでのドライバーズアイのシーンは結構、リアルでした。
違和感を感じたのは、アキオがS30Zを駆って、広場でアクセルターンを繰り返しているシーンと、最後近くのアキオのアクロバットシーンぐらいです。
ドラマとしては、絡んでくる女性陣も原作のような唐突な感じにならないように、上手くシナリオが練られています。映画の最後もうまくまとめています。そしてラストシーンも加藤和樹が登場して格好良く決めてくれます。久しぶりに旧車を駆ってみたいと思いました。もちろん公道は安全運転で。