ダウン症候群児・者のヘルスケアマネジメント―支援者のためのガイドブック
私たちは、多くの遺伝的な特徴を持っています。お酒に弱い、風邪薬で眠くなる、抗がん剤の副作用で辛いなどは、遺伝的(体質)な特徴です。そのような視点に立てば、ダウン症も多くの体質(遺伝的)を持つものと考えることができます。だったら、体質に合わせた健康管理ができれば、元気でいけるの??この本は、このような質問に対するベストアンサーです。日本における標準フォローが書かれています。この本は、当事者のためだけでなく、小児科医が共有すべき内容として書かれているとも読めます。小児科を志す方には、必携の書になると思います。
自分症候群 プライス・ダウン・リイシュー盤
85年12月21日発表の、誕生〜少年・少女〜青春期〜老いまで、人生の流れを追ったコンセプト・アルバムです。サイモン&ガーファンクルが同じコンセプトで作ろうとして頓挫した「ブックエンド」のアイディアを拝借したのでしょう。
一曲目はペルー民謡(というかサイモン&ガーファンクルの代表曲)として有名な「コンドルは飛んでゆく」とモーツァルトのノクターンのメロディを大胆にもミックスした名曲。個人的にはこれがこのアルバムで一番好きですね。二曲目は子供たちを歌った内容。同じく85年発表のサザンの「KAMAKURA」の冒頭にも"Computer Children"という子供をテーマにした曲があります。83年にファミコンが出現、84年は新人類という言葉が生まれた年で、85年はいじめ問題が深刻化し社会問題になっており、「子供」が理解不能なものとしての社会の中で大きな存在感を持ち始めた時期であったのかもしれませんね。ほかレコード時代で言うところのA面には"沈吟"、"Blue Bird"といったバラードの名曲が並びます。
一方、適度にさだまさしらしい明るい曲も混ざります("ねこ背のたぬき"は、もともとセッションでのお遊びから生まれた曲です。アルバム発表前にTVで披露していたと思います。まさかアルバムに入るとは思ってませんでしたけど・・・)。
こうして人生を追っていく構成の中で、それがさだまさしの人生観かとは思いたくないのですが、後半に暗めの曲が多いですね。
ちなみにCDの最後に入っている"もう一つの恋愛症候群"は、LP発表時は付録EPとして付いていたものです。ご存知の通り85年8月に発表し話題になっていた"恋愛症候群"の替え歌です。(一曲目のメロディが引用されつつ終わるこのトータル・アルバムの最後にこのような曲が入るのはどうかとも思いますが・・・・。)