小さな白い鳥
新潮社から出版されている「ピーターパン」を読んだときから、その話の元となり、
何よりも、ピーターパンが形作られることとなったこの本を読んでみたいと思う気持ちでいっぱいでした。
今回、このようにして出版され、ようやく読む事ができました。
「ピーターパンがなぜ登場したのか?」などといったなぞ?については一切記述もなく、
むしろ、この本にとってのピーターパンは、本当に、サラッと出てきて、サラッといなくなってしまった存在です。
あくまで、話の進行は「私」とデヴィッドそれに、メアリ。
この話を読む限りでも、やはり、バリは恋愛間に何かしら想いがあるんだろうな?と感じます。
まっすぐな愛よりは、曲がった・・・遠まわしな愛。
幻想的な話=バリ!というのは、この本でもしっかりと成り立っています。
ちょっとした言葉も、筆に表れている感じです。
そこで私が現在、少しずつ頑張っているのが、「本物」を読むこと。
バリ本人の筆を見たいと思ったので、英語で読むことに挑戦しています。
ここまで私は虜になってしまったのですが、一度は誰しも読んだ事があるピーターパン。
それ自体にも、楽しいだけではない話、見られると思うのですが、
そういったものを、大人になった今、またこの本を読むことで、垣間見れたらよいのではないかと思います。
一つの章はそんなに長くないので、一日一章ずつでも読んでいってみてはいかがでしょう。
スタンド・ユア・グラウンド
昨年発売されたデビューアルバムも凄く良かっただけに期待していたニューアルバムですが、これまた凄くいい。
ブルース調のグルーヴィーなナンバーの連発は快感そのもの。
贅肉のないストイックとも言うべき音作りが生み出すグルーヴがオススメ!
キング・オブ・ザ・ウェーヴス
今回のアルバムは、Soul、Funk、Hip-Hop等の感覚はあまりなく、直球のロックンロールを追求した形になっている様です。
またギターにはサイケっぽさも存在します。
一方で1st、2ndの様な黒っぽさがLittle Barrieの特徴だったことも事実。(ベースは相変わらず黒くうねっています。)
その点で個人的にはやはり1st、2ndに軍配が上がってしまうのです。
あの頃のスカスカ感に。
しかしLittle Barrieらしさが完全に無くなった訳では無く、彼らなりのかっこいいロックンロールアルバムだということは確実なのです。
WE ARE LITTLE BARRIE
的確なブルースのリックを押さえつつ、テクニック至上にならない。
イギリス系白人の、そして3ピースの彼らならではの、
適度に肩の力の抜けたファンキーな音が鳴っている。
箱ギターを指弾きするジャリジャリなギター、
投げ遣りでソウルフルなコーラス、ファンキーなベース、ドカドカしたドラム。
ロウなサウンドの隙間で客はたゆとう。ゆったり踊れる。
妙にはすっぱで、しかし適度にうまい、粋なバンド。
「グルーヴィー」な音楽の楽しさへのイントロダクションとしても、
全UKロックファン必聴の名盤。