へうげもの(13) (モーニングKC)
数寄に身を捧げる古田織部や、人間的魅力にあふれ大名をまとめながら数寄に興じる秀吉を描く、この漫画だが、だからこそ、数寄に関心なく、ユーモアや人情のかけらもない石田三成が、人間性について悩む姿は、ひじょうにせつない。
関ヶ原 [DVD]
司馬遼太郎の戦国小説は多く映像化されていますが、本作は最高傑作だと思います。なんと言っても森繁久弥と三国連太郎の「悪のじじいコンビ」が出色!この二人に負けじと実に多彩な出演者達が演技を競います。特に三船敏郎の島左近。おそらく三船さんがいつでも一番やりたかったキャラクター設定なんではないでしょうか?実に楽しそうに演じていて、何ていうか、まったく気負い無く自然に左近本人になっています。
壮絶な戦闘シーンあり、
恋愛物語あり、
男の友情あり、
女の友情もあり、
政治の駆け引きあり、
ちょこっとしたお笑いもあり、
エンターテーメントの要素がこれほどテンコ盛りになっているドラマはめったにありません。もうちょっと涼しくなったら、秋の夜長にどっぷりと極彩色!の戦国絵巻に浸ってみるのも悪くないですよ!是非一度ご覧下さい。