氾濫 [DVD]
タイトル「氾濫」の指すものは何か。予告編では「セックスの氾濫」とうたわれていますが、実際は金・権力にを対する欲望を描いている作品だと思いました。
一夜にして重役になった科学者(佐分利信)とその家族に、蜜を吸う虫のように群がる黒い人々。
セックスを武器に妻・娘に言い寄る男達は、いかにもイヤラシイ臭いがプンプンするのでが、主人公・佐分利に接近する元カノは、思惑が分からない。元カノを演じた左幸子の幽霊じみた妖しい魅力がこの作品を少しホラーっぽくしています。
増村監督初期の作品のなかでも、ドロドロ度の高い作品で、面白かったです。
氾濫 (新潮文庫 い 9-3)
生前、文壇に対して傍観的な立場をとり続けた反面、流行作家として持て囃された伊藤整は、その当然の結果として、死後は「忘れられた作家」として無視され続けている。
彼の文筆家としての業績は二種に分けられる。ひとつは、岩波文庫所収の「近代日本人の発想の諸形式」に代表される、文芸評論家・理論家としての面であり、もうひとつは本作に代表される作家としての面である。
本作は、作家としての伊藤整の最高傑作、いや、日本文学史上に残る金字塔である。
主人公の職業が、当時の花形産業であった化学業界の重役、ということで、流行小説のひとつ、と考えられているとしたら(実際そういう評もある)まったくの誤読であり、この作品の真価を見誤ることになる。
この作品の提示するところは、その救いのなさ、ニヒリズムである。そんな小説ならいくらでもあるよ、と言われるかもしれない。しかし、本書の結末は上質のミステリーのように意外性があり、かつ強い説得力がある。「発想の諸形式」でも、弟子筋にあたる奥野健男は「文芸理論としてはまだこれを超えるものは出ていない。少なくとも、ネガティブな意味としては究極まで追求している」と評したが、まさしくその評に対応する小説として作者が提示したのが本作品なのである。
強力にお勧めしたい。講談社文芸文庫あたりの復刊が望まれる。
スター・トレック/叛乱 オリジナル・サウンドトラック
ジェネレーションズ、ファーストコンタクト、叛乱と3枚DVD持ってますが、
どれも好きです。
確かに、最初のシーンは分かりずらいですが、「若返り」「老い」というテーマを、
元々ひとつの種族であった人々と、その後を描いた作品です。
サントラ盤も他のそれと同様素晴らしいものとなっています。
THE EYE OF JUDGMENT (アイ・オブ・ジャッジメント) BIOLITH REBELLION 機神の叛乱
PS3のソフトの中でも注目していたソフトです。カードは一枚50円程度で高い気もしますが、テレビの中で3D化して表示されるのではまた話は別ではないでしょうか?モンスターもカードに実際に手をかざすと反応してくれたり、カードをすばやく動かしても綺麗についてきてくれます。まさに次世代カードゲーム!これは触れておきたい
ゲゲゲの鬼太郎「激突!!異次元妖怪の大反乱」【劇場版】 [VHS]
これは小さい時にビデオでとって本当に何回も見た作品です。ずばり感動ものです。一度見て結末はわかったとしても、見る度にあの場面からの結末が変わる事を期待し続けて何度見た事でしょう。きっと小さなお子さんが観たら感受性も広がりましょう。大人が見てもどこか懐かしさを覚え起こしてくれるし、面白いと思います。