シンクロナイズド・ロッカーズ
とても良いバンドなのに何故かセールスが伸びない。
音楽シーンの片隅で唄うストレンジ・カメレオンがPillowsとすれば
その独特なアイロニーを表現できるバンドは当のPillows以外有り得ない。
でもそんなアイロニー抜きに、彼らの作る歌そのものがどんなに魅力的か
それが分るが故に自分達も歌いたい、表現せずにはいられない
真剣なリスペクトに溢れたトリビュート。
まずは最初の2曲でノックアウト。かっこいい!
テナーもエルレも最高です。パワーポップ、Pillowsの曲がこんなに化けるとは。
ストレートなアレンジなのにこんなに魅力的に変わってしまっては
オリジナルの立場が…と思わせるほど素晴らしい。
もちろん原曲の歌詞とメロの良さあってのものだろうけど
ラウド系とこんなに合うとは意外だった。参った。
ちなみにエルレFunny Bunnyが自分のベストトラック。
竹善さんやミスチル、期待した人たちが自分的にいまいちだった感はあるけど
それぞれそのバンドらしい、言い換えればそれぞれが自分たちの曲に消化した演奏で
トリビュートによくある付き合いっぽい演奏はひとつも無い。
全曲、素晴らしいです。
フリクリ (上) (講談社BOX)
内容は間違いなく神。
描き方は凄い上手いと想うし、印象に残る。
でも講談社ボックスはひどい。高い。
一冊にまとめてくれた方がどう考えても良い。
何故こんな功利に走るんだろーか。
繰り返すけど作品単体としては、下巻を読むという前提において読む意味がある名作漫画。
ただ売り方には疑問。
復刊はありがたいけど。