For You
TVアニメーション「放浪息子」EDテーマ曲として採用されました曲です。
アニメの毎回のラストの引きから「このED曲」へ入る構成の素晴らしさも相まって、非常に好印象です。
やはり作品の繊細なイメージから「女性歌手」に歌わせるのが妥当だったかと思います。
せつなさや青春の儚さなんかを「音」で感じさせることが出来るなんてかなり凄いことだと思います。
それ故にOP曲の残念ぶりが目立ちますが・・・・。
放浪息子 5 [Blu-ray]
中学入学から1年が経過して、よしのはとうとう男子の制服を着て登校を始める。
ちーちゃんが先に男子の制服着て来ていたからか、周囲の反応は「カッコいい」とか好意的なものが多かった。
しかし、それを見て修一は自分も女子の制服を着て登校してみたくなってしまう。
それを増長させたのがクラスメイトの土居。修一に女装させてみたりして「学校に着て来れば?」などと挑発する。
迷う修一はちーちゃんに相談する「僕って変態なのかな?」「わかんない。でも、にとりんが可愛いのは事実だね。」
ちーちゃんは修一の相談に意外とまともな返事をしてくれた。
第9話はED曲が流れ、次回予告が入った後に普段ではない「Cパート」というべきエピローグが誠の独白で入ります。
それが起きた事件の重さや周囲の反応を際立たせる効果を生み、クライマックスへの布石となります。
そして第10話と第11話がこの作品の最大の山場でしょう。
実はTV放映時はどういう理由か知りませんが上記2話がまとめて1話として放映されていました。
ですので、今回のBD収録で単独の話として初披露となるわけです。実際。
2年目は展開が早い。文弥は文化祭のラストから半年以上未登場ってことになるし(汗)。
各キャラの出番が作中での時間の流れの早さに追いついていない感じ。
修一と安那のお付き合いも継続中だが、波乱を巻き起こす予感。
修一とよしのがお互いの気持ちに素直になって行動すると、それは=で周囲の人間との対立になってしまう。
それが浮き彫りになる青春。辛くとも前を向いて進むしかないのだ
放浪息子 6 [Blu-ray]
第一話を観た時は意味がわかんなくて「なんじゃコレ」状態だったんですが、
話数を重ねる内になんとなく大好きになっていました。
原作を読んでから見直すと原作の魅力である空気感や水彩画みたいな画風、ストーリーの流れ等
を映像化しようとする(した)努力と苦労が窺えます。
風景の色合いも綺麗でこの作品の独特の魅力ですね。
あと第5巻と第6巻の10、11話はTVでは一話にまとめたダイジェスト風になってたので
TVで好きだった人は買うかレンタルして観ることを強くオススメします。
本当はBOXで買いたいのですが内容的に出そうにないかな〜と思い買っちゃいました。
放浪息子 13 (ビームコミックス)
高校生編2巻目の第13巻です。
冒頭の登場人物紹介で別々の高校に進学した弊害か、「佐々ちゃん」「ちーちゃん」「桃子」それに「安那ちゃん」の4人が弾かれました(涙)
代わって「土井」と「岡」の男子2名が13巻目にして初登場です。
女装して喫茶店で大胆にもウエイトレスとしてバイトし始めた主役の二鳥君は、小学校時代のクラスメイトと再会。
そこからその友人の女の子から「女装する人の心理」について取材を受けるようになり、さらに女装する大人の男性とも知り合いに。
久しぶりに集まったカラオケでは二鳥君とマコちゃん以外は皆女の子で半ば「女子会の雰囲気」に。
安那ちゃんが混ざっているのは珍しいですが、千葉さんを気に入って何かと絡もうとします。
しかしながら、今巻のハイライトはやはり150〜158ページの「安那ちゃんによる修一へのマッサージ」かと。
安那ちゃんに修一の男の子が反応してしまい、いよいよ「初体験の予感」が・・・・・・!
安那ちゃんの152ページの表情を見るに絶対に意図的です。
連載開始時には10歳だった面々が、既に16歳になろうとしています。作中でさえ既に6年も時間が経過しているのですよ。
普通、学園ものでもこんなに長い時間、登場人物の成長を見ることは稀だと思います。
せいぜい3年間経過で終了が普通。それなのにこの作品はまだまだ続く。
時間の経過は即ち、全ての読者に「登場人物が自分の子供のような愛おしさ」を思い起こさせる。
長期連載になったことだし、そろそろ「キャラ人気投票」やってみてはいかがでしょうか?
放浪息子 (1) (BEAM COMIX)
女の子に見える男の子の話である。嬉し恥ずかし甘酸っぱい物語が無為に語られていく漫画である。ストーリーも展開も行き当たりばったりな様子であるが、それがまた自然な感じでよろしい。
派手なイベントも、奇抜なキャラクターも、分かりやすい萌えやらバトルやらも、一切ない。少女漫画ほど複雑な人間関係もないし、少年漫画のように殴り合って友情を深めたりしない。料理漫画みたいに派手に驚いたり、実は超能力があったりもしない。ただ日常が淡々と描写されていくだけである。
少年誌的な絵柄ではないが、少女漫画的かというとそうでもない。言うなれば、ノートの切れ端に描いていたものが進化していったものである。
小さい頃女の子に憧れていた男、もしくはその逆の人にオススメ。ただし、何でもはっきりさせないと気が済まない人には歯痒いかも。