グレッグ・レイク&ゲイリー・ム
1981年リリースのEL&P解散後のグレッグレイク初ソロアルバム・・・音源としても残っている、1981年レディングフェスティヴァル出演時のサポートメンバーを中心に制作されています。なんといってもゲイリームーア(G)の参加が重要・・・1曲目「ニュークリアアタック」は彼の名曲で、自分のアルバムのごとく弾きまくっています(笑)。グレッグレイク寛大ですねえ・・・。メンバーは、グレッグレイク(G・Vo)・ゲイリームーア(G)・トリスタンマーゲッツ(B)・テッドマッケンナ(Dr)・・・詳細なクレジットがないのでどの曲で誰がというのがわからないのですが、スティーヴルカサー(G)・デヴィッドハンゲイト(B)・ジェフポーカロ(Dr)のTOTOのメンバーや、マイケルジャイルス(Dr)等が参加しています。次作「マヌヴァース」もこれと同時期の録音なので、2枚セットで持っておきたいですね・・・勿論ゲイリームーアも参加しています!!こちらの方は、グレッグのHPで販売されているので日本にも入ってきているようです。奇跡的音源といってよいのでは(笑)!!
Emerson Lake & Powell
煮詰まった感があった、E.L.Pにとって、とても良い時期に出されたアルバムであったと思う。
キースも映画のサウンドトラックなどの仕事もこなし、
レイクもソロでいい感じリフレッツシュした後で、
一皮むけて、捨て曲無しの、スケール感ある
バラエテーに富んだ素晴らしいアルバムになっている。
前編は、キースのサウンドトラックで培われた
重厚でドラマテックなプログレ組曲が、3曲並ぶ。
後編は、タッチアンドゴーなど、シングルカットされた曲や
レイクやパウエルの見せ所をしっかり作った良作となっている。
ジャンルを超えたオールラウンドな傑作である。
イン・ザ・ホット・シート
1994年リリースの再結成EL&Pのスタジオ録音第2作・・・取り合えず再結成セカンドがでて嬉しかったですが、内容がグレッグレイクFeaキースエマーソン&カールパーマーと言った感じで全体的におとなしい演奏に終始しています。特にカールパーマーは「どうしたの?」と言うくらい歌判ドラムに徹している印象です・・・みんな大人になったのかなあ(笑)。曲のほとんどに外部ライターを導入しており、グレッグのヴォーカルの魅力を引き出すような作風になっています。個人的には正直な話、このアルバムに魅力的な曲は(好みもありますが)ありませんでした・・・むしろボーナストラック「展覧会の絵」スタジオ録音バージョンが、テクノロジー駆使のサウンドで良かったです。4枚組ボックスセット「ザリターンオブザマンティコア」に収録されているものと同音源で93年の新録です・・・ボックスセットを持っていないので、これは大変ありがたい収録でした!!日本盤のみさらに「ハマーイットアウト」が追加収録・・・キースの自宅録音ジャズ風ピアノソロ、必要ない感じですが(笑)!!ファンは勿論買いですが、聴く頻度は低いアルバムです・・・僕がそうなので。
キース・エマーソン・バンド・フィーチャリング・マーク・ボニーラ
基本の軸は、「キース・エマーソン」と「マーク・ボニーラ 」からとなっている。
E.L&Pサウンド的には、ファーストから頭脳改革、四部作、までの感覚が存分に味わえる。
マーク・ボニーラが、キースを大変上手く気持ち良くさせているのがよくわかる。
相思相愛、って感じである 。
個人的に大変驚き、喜んだのは、マーク・ボニーラのボーカルが、ASIAのジョンウエットンに大変よく似ている事である。
これにより、E.L&P + U.K.にも感じる。
キースの鋭利で格調の高いキーボードワークとマークの哀愁に満ちた男ぽさが
見事に融合している。稀にみる、ベストカップルである。
往年のプログレファンとしては、にやりとしながら大満足の出来映えである。
DVDもカッコ良かった。キースとマークに本当に喜んでいると思うな〜w。