新クロサギ 12 (ビッグ コミックス)
御木本の一件以降、なんとなく黒崎が変わってきた印象ですが、今巻彼が榎木にあんなことやらかすのが個人的には結構衝撃でした。以前の黒崎だったら、こういうのはスマートじゃないとかなんとか言ってやりそうになかったんだけどなぁ。
それはともかく、知財詐欺のエピソードでは、土地建物と同じく著作権等の知的財産権も分割登記できることを利用した詐欺が語られます。しかしまぁ、それをやってるシロサギ会社が黒崎にも白石にもほとんど真の標的を潰すための踏み台扱いされているのが哀れというかなんというか。
この手口、権利を購入する側にとってはもちろんメリットはあるのだけど、そもそもの著作権者にはいったいどんなメリットがあるんだろう。和解金を客への配当として分けるくらいなら普通に訴訟を起こして金を一人占めする方がいいだろうに。どっちにしろ、過剰な著作権保護の行き着く先が示されているみたいで、(いい意味で)寒くなるお話でした。
エーワン レーザー用屋外でも使えるタイプマグネット 31037
車に社名ステッカーを貼りました。
自家用車で名入れしていないので、事務所前で駐車しているのに注意されたりして(^_^;)
社名ステッカーを作って貼ってからはトラブルなくなりました!
貼りっぱなしでも(風雨に耐え)しばらくというより当分、大丈夫な感じです(^O^)/
新クロサギ 14 (ビッグ コミックス)
この漫画の視点は詐欺師に騙されないように、被害者を守る意図での漫画だと言われていますが、「秘書詐欺」の中で秘書は給料は、それほど良くなくて、富裕層との接触は多いが、経済的な差を実感させられる。若くして富裕層の玉の輿になれればいいが歳をとると若い秘書も増えて、よくて愛人止まりだみたいなリアルな描写もある。他人に尽くす秘書のストレス発散にホスト通い。自分の主人に妻のプレゼントを買うように頼まれ、女性物の腕時計のプレゼントを選び、店員に「お客様に、お似合いですね」と言われた時に、私のではありませんとは言わず、寂しげな表情。秘書詐欺をしていくが、高価な鞄やスーツ、靴を買うからか、手元にはお金は残らず自転車操業みたいだ。独身で、お金にも困っている様子を見ると、なんだがリアルにかわいそうな人という印象も抱く。
自分の秘書の給料を上げたり、ポケットマネーを上げたり、食事をおごったり、とかしないのかなって思った。これは詐欺師の描写だから、どこまでリアルかは分かりませんが、テレビの大企業の秘書は社長のオムツを替えたりする事もあるらしいし、給料も悪そうには見えなかったなあ。
鷹宮助教の理論は、とくにピラミッドなんて誰かが意図的につくらなくても、意図的なシステムがない限りは、自然に格差が開くと思います。
世界的に、すごい技術があるのに大企業で年収1000万円か数千万くらいで喜んで働く人がいるかもしれない。もし、その人に野心があって、設備投資して自分を売り込んで、うまくいけば年収1億以上は、かせげるとしてもリスクはあるし、気楽ではないという理由で会社の社員でいる事に充足感を抱く。資本家は喜ぶと思います。
野心がない人間、金稼ぎする方法を聞いても興味も示さない、そういう底辺クラスの人間は、世の中にはあふれている。無料で金稼ぎの方法を教えるといっても疑ってかかり、興味すら持たない方、そこには契約金とか金銭的リスクがなくても、確かもしないでやろうともしない人間。そういう方は詐欺師には騙されませんが、いつまでも底辺層にいるような気がします
ひっかかればカモ、反対に本当にいい話もあるかもしれない。けど、自分なりにリスクは切らないと行動は難しいかもしれませんね