吉田式球体関節人形制作技法書
石粉粘土による、球体関節人形の教則本です。
全ページフルカラーで、写真が多用されてます。手足、耳等、細かい部分もアップ写真で紹介されているため、非常にわかりやすいです。初心者の方でも、この通りに作れば、完成させられると思います。
また、胡粉塗り仕上げ、義眼、義歯、靴作り等、上級者向けのテクも紹介されています。
初心者から上級者まで、あらゆる人形製作者の教本として役立つのではないでしょうか?
参考書、資材店の紹介等、フォローもばっちりです。
講座の合間に、吉田氏のお人形の写真が収められているのですが、お人形の写真を観るだけで、楽しめます。買って損は無い一冊です。
啄木かるた
啄木のよく知られている歌が、吉田光彦氏の絵と融合して妖しい雰囲気をつむぎだしています。吉田氏は同じ岩手出身の作家高橋克彦氏の小説の挿絵や表紙絵で有名な画家ですが、このカルタはもう一つの素性、漫画雑誌ガロ出身者のニオイがプンプンしてます。カルタとしては厚紙のしっかりした作りで半世紀ぐらいは遊べそうです。惜しむらくはいろはカルタではないので仕方ないところですが、同じ音で始まる歌が多くあるので星一つ減じました。
ファイナルファンタジー7 解体真書―ザ・コンプリート
マテリアや防具や道具などのリストがあり、その値段や効果などが載っていて見やすいと思う。道具のリストは、キーアイテムやアクセサリなど種類別に載っているが、目的のアイテムを探すのは少し苦労するかもしれません。
街やダンジョンなどは、何処に入れば何処に行くかなどが分かりやすく載っているので、ダンジョン攻略などは以外と楽に出来るかもしれません。
降魔霊符伝イヅナ オフィシャルアートワークス (GAME SIDE BOOKS) (ゲームサイドブックス)
ゲーム中で使用されたドット絵も掲載されていたりする作品です。
他にも既出のイラストなどはたいてい載っているのでまとめてみる分にはいいと思います。
ゲームの攻略記事に関してはおまけ程度と割り切っておくほうがいいともいます。
書き下ろし小説はイヅナらしくとっても良かったです。
1971年全日本フォークジャンボリー2
よく昔のミュージシャンは、ビートルズの「ア・ハード・デイズ・ナイト」のイントロを聴いて、衝撃を受けたと言っていますが、僕にとってはこのフォークジャンボリー’71のはっぴいえんど「かくれんんぼ」のイントロが、衝撃でした。ギター弾き語りが多いなか、突然のバンドサウンドでエレキのDm7が鳴り響き、胸が締め付けられる思いがしました。他の曲も名曲揃いで、吉田拓郎の「人間なんて」はバンドサウンド、エレキギターが唸っています。パタパタママを歌っている のこいのこ の「こんなに遠く」は南正人の曲で、あの声で気持ちよく歌われます。ディランセカンドの「サーカスにはピエロが」も乗ってきて、なぎら健壱の「教訓II」で笑えます。
これほど濃い内容のライブアルバムがあるでしょうか。当時のその場所にいるような気にさえなってきます。