マッチポイント [DVD]
具体的に内容が語られることはありませんが、序盤で触れられるクリスの「罪と罰」についての「非常に興味深い解釈」がトリックの骨格になっています。小道具の使い方等、細部にまで神経の行き届いた、いかにもウディ・アレンと、思わず膝を叩きたくなる仕掛けに満ちた秀作です。半ば以降の、努めて平板を装ったスカーレット・ヨハンソンの怒りの演技も、個人的にこういった機会に恵まれた(?)ことはまだありませんが、なぜだか身につまされるような息苦しい気持ちになりました。
「マッチポイント」オリジナル・サウンドトラック
映画を観て随分経ってから購入したので、こんなんだっけ?サントラ?って感じでした。けど、ウディアレンの高貴な世界観があるので良いです。それだけで充分です。
マッチポイント 初回限定版 (特別ブックレット付) [DVD]
逆タマ男の気持ちが丁寧になぞれています。
無我夢中で飛びついたチャンス、家庭での居場所のなさ、
魔性の女へと逃避と劣情、そして・・・。
よくまとまっている映画ですが
それだけに良くも悪くもひっかかるところがありませんでした。
この映画の主題「人生、運次第」ってのはちゃんと描かれていますが
当たり前で新鮮味を感じられず。
ただスカーレット・ヨハンソンがすっごい魅力的。
体も唇もプリップリッしてました。魔性です。むしゃぶりつきたくなります。
そんな魔性の女なのに、普通の女の子のように純に男を愛し、追いつめます。
ヨハンソンファンにオススメします。
スカーレット・ヨハンソン 彼女が愛される理由 (P-Vine Books)
最近、気になる女優の一人になったスカーレット・ヨハンソンについて知りたくてこの本を買いました。「ママの遺したラヴソング」を見て、彼女のアウトローなティーンエイジャーの役が、ジョント・ラヴォルタとガブリエル・マクトと共にとてもいい雰囲気を出していて、すっかりファンになってしまいました。
「のら猫の日記」「モンタナの風に抱かれて」などのスカーレットの子供時代の出演作から、2008年公開の「私がクマにキレた理由」まで多くの作品が、共演者とともに紹介されています。
この本の良いところは、スカーレットのエネルギッシュでセクシーな魅力が、たくさんの写真とともに表現されているところです。映画のプレミアや、トニー賞、ゴールデングローブ賞、ヴェネツィア映画祭などのパーティーでのドレス姿や、家族との写真、ウッディ・アレンなどの監督や共演者とともに映ったたくさんのショットが、彼女がみんなから愛されていることがわかりちょっと楽しいです。
ただ、残念なのは、文章がいろんな雑誌のインタヴューなどの引用が多い点です。本人が書いた本ではないので、仕方ない部分もあると思いますが、次回は本人が著書を出してくれたらいいなあと思います。
マッチポイント [Blu-ray]
ウッディ・アレン作品の中でも、特に好みの作品がBD化されました。
個人的にはアレン本人が出演している作品にはどうしても馴染めないのですが、このイギリスを舞台にしたサスペンスは彼の作品群の中でも素晴らしく、アレンファンでなくても楽しめる作品です。
残念なのは、ジャケットデザインと仕様です。
とりあえず、HDマスターがあるので、適当にBDを作りました。という感じの適当な商品パッケージにはがっかりします。
いくら作品が好きでも、この仕様では購入したくないです。
映画に愛のないスタッフが、なぜこういう素晴らしい作品を流れ作業的にパッケージ化してしまうのか?
疑問が残る商品です。
作品は★★★★★ですが、日本人スタッフの怠慢でマイナス★とします。