僕と妻の1778の物語 コレクターズ・エディションBlu-ray
ほんわか夫婦に久しぶりに会えました
メイキングでこだわる監督の微妙なニュアンスに答える草なぎさんと竹内さんの繊細な演技に感動
別の方が二人の共演が多いのではとの事ですが、『黄泉がえり』の印象が強いだけで正確には(木村さん・香取さん・山下さん・長瀬さん)などジャニーズとの共演が多いだけ
僕と妻の1778話 (集英社文庫)
映画を先に観た人は、読み進むにつれ、「あれ?あの話は載ってないの?」と思う事が多いかもしれません。
でも、物語の1つ1つの終わりに『眉村さんのその時の気持ちや感想』が書かれていましたし、「どの雑誌に掲載」という注釈が載っていたので、「他の物語は、『他の本』にあるんろうだな…」という事が判りました。
映画で紹介された物語も、映画とは違った雰囲気があります。
眉村さんの注釈の方が面白いものもありました。
短編だから、通勤途中の読書としても、とても良かったです!
『最終回』は…映画のラストシーンを思い出しました。
映画を観た人にこそ、この『最終回』を読んで欲しいと思います。
もしかしたら、『最終回』の為に、この本はあるのかもしれません。
僕と妻の1778の物語 スタンダード・エディションDVD
物語は実話を元にされているそうですが、映画はファンタチックにつくられています。
純愛物語ですね。実話だそうなのでビックリです。
旦那さん(草なぎ君)が妻を思い妻を喜ばせてあげる為に1日一話の物語をつくり続け、笑わせて免疫力を活性化させようと、とても感動しました。
最初は、SFマニアの変な男だなと思ったんですけど、大切なことは周りにどう思われるかではなく、純粋に妻を思う気持ちだということに気づかされました。
妻も夫を大切に思っている気持ちがとても伝わってきます。
とても悲しい実話ですが、お互いを純粋に思うこのような夫婦にとても憧れます。
妻に捧げた1778話 (新潮新書)
タイトルのみを見て、手に取った本です。
それまで眉村さんの本を読んだ事はありませんが、作家として
死期の迫る奥さまに出来る事を模索し、1日1話という形をとり
ながら、結果として5年間の長きにわたり実践した、病気の奥さま
に向けて作品を書くと言う心の温まる内容です。
タイトルだけを見るといかにもこの本の中に1778話もの短編が
詰まっていると錯覚しそうですが、本書に収められているのは、
その中から眉村さんが選んだ話とその注釈、そして当時の家族の
様子が描かれています。
作品の良しあしは別として、奥さまに向けていろいろな話を作り
続けたというだけで、夫婦の愛情と言うものの深さを感じさせて
くれます。
眉村さんはSFを得意とするらしく、空想的な話が多く見受けら
れますが、逆にその1話ごとに加えられている注釈は、当時の眉村
さんの感情や奥さまの容体などを記されていて、その間には空想と
現実の世界と言う大きなギャップがあり、もしかしたら眉村さん
自身がこの現実から逃れたかったのではと想起させます。
しかし後半、最期の時が近づいた奥様に対して書いている文章は、
感情を出すまいとしてきた眉村さんが完全に現実と葛藤する内容が
1話として描かれており、とても印象的でした。
一度読んだだけでは、その良さは深く噛みしめる事ができそうになく
星は3つですが、やはり自分も年齢を重ね同じような境遇になった
とき、1日1話を書き続けた眉村さんの気持ちや、その中に込められ
た深い思いがさらに心に伝わってくるのだろうと思います。