夜中にラーメンを食べても太らない技術 (扶桑社新書 25)
ダイエット本は、食べ方メインのものと運動メインのものの2種類に大別される。
そして食べ方メインの本では、摂取するカロリーをいかに抑えるかと言う内容が多い。
しかし、本書は無闇にカロリーを気にするのではなく、食べる物のバランスに気を配った内容になっている。
特に、食べる順番を意識するという考え方や、食べたものを消化する時のエネルギーについては、今まで考えたことの無い内容で新鮮だった。
結論から言うと、本格的に肉体改造をするためには運動が一番良いと思う。
だが、日頃の食事を改善してダイエットを目指そうと思う人には、カロリーばかりを気にする食事よりもこの本の技術を上手く活用すると良さそうだ。
食生活も充実しそうなので、早速実践してみようと思う。
佐野実のラーメン革命― 麺は男、スープは女
店では細麺に鶏スープのラーメンを出している佐野実だが、この本では、いま流行している太麺・濃厚魚介豚骨スープの店も多数紹介している。「この2〜3年はいいが、時代の風向きが変わったときが勝負だ」などと対抗心も露わにしている。
佐野JAPANのメンバーによる座談会は、真剣さの中にもなごやかさを感じさせて楽しい。大勝軒の山岸一雄との対談も、ラーメン界における古いプロ同士であり、貴重な話が読める。