クラブクライム (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
子供に勧めるとかどうとか、そういう全年齢的なもんではないですが
ギャグ最高です。流石は『冥界落語』の凛野さん!!!
部内に何故かいる占い師さん(素顔・素性不明、性別は多分男)とか、
「好きな客は我に返ったギャンブラー」などと言う性格の悪さが素敵。
絵は全編とおしてキュートです。さほど表紙とかわらないタッチ。
主人公も平凡なりに段々異常な空気に慣れてくる自分を必死に
否定したり、ツッコミだけど多彩な要素を持っています。
テンポのいい台詞まわし、インパクトあるギャグシーン。
期待を裏切らない素敵な漫画です。おすすめ。
最初に読んだときは大爆笑しました。
光 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
自分の理屈が通用しないものを認めたくない主人公・上嶋阿高。
激しい腹痛の後に腹部に記号のような痣ができてから、彼の平凡な日常に亀裂が走る。
突然時間が止まったり、“星座”と名乗る人間が死んだ後不思議な力を手に入れたり・・・。
腹部に痣がある者は“惑星”、顔にある者は“星座”。
同じ高校内で、上嶋は自分と同じく“惑星”である人間と出会う。
己のみのために手段を厭わない凪央晋太郎。
上嶋を愛するあまり時折狂気に満ちた行動をとる恩田秋子。
彼らと行動を共にして以降、彼の中で何かが変わる・・・。
一部グロい描写があったりするので、これはもしかしたら読者を選ぶ作品であるかもしれない。
自分も実はそういうのが少々苦手なので、「うわぁ」と言いたくなるシーンもしばしば。
でも何故か読んでしまう。嫌なはずなのに気になってしょうがない。
絵は決して上手い方ではないけれど、この作品の雰囲気を表現するには充分。
人間の内面の醜い部分をかなり鋭く深く描いているので、ぜひ読んでもらいたい。