ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)
僕という主人公は34歳。結婚していた女性に逃げられ、いまは一人暮らし。社会や人生が分かりかけてきた男にとっては、仕事も生き方も優秀でなければならず、ダンスのステップを正確に踏み続け、人からもホメラレルように踊り続けることが求められという暗喩が一環して流れるのがこの小説のテーマです。そのダンスステップがいい人生、と思われることに、主人公は疑問を抱き続けることに。
札幌の「いるかホテル」で働く女性と知り合い、互いに惹かれ合う仲となっても、二人はその気持ちを素直に表現できないでいます。そのホテルで出会うことになるのが、不気味な羊男。さらには、ひょんなことから主人公の僕は、13歳の少女ユキの身元引受人となり、東京、ハワイ。少女の家族とともに生活を共にすることになります。そして、身の回りで次々に起こる、身近な友人知人がまきこまれていく殺人事件。僕の成長と共に、失ってはならない女性、ユミヨシさんの手を放してはならないことを悟り、勇気をもって共に生きる道を選ぶすがすがしい恋愛小説になっています。
とても幻想的でありながら、村上春樹の小説は不思議なリアリティがあることに驚かされるばかり。ミステリーのようでいて、ナイーブな恋愛世界であり、洗練された都会的な状況設定の中で展開されていく物語には、読み進むにつけて目が離せなくなります。ベストセラー物に興味のないという人も、作家の力量と世界観には知らず知らずトリコになってしまうことでしょう。私もその一人で、ほんとうに脱帽です。
5年モノ (初回限定盤)
確かにシングルコレクションではありますが期待以上の「5年モノ」でした。
聴くまでは5年も待ったんだからオリジナルを出して欲しかったという気持ちでしたが、聴いた後は不思議な心地よさを感じました。
シングルとしては発表されていない「BEAUTIFUL DAY」や「わたしは風になる」のLIVE VERSION、そしてBonus Discの「Sandy」がとても良かったです。
これらを聴けただけでも買ってよかったと思いました。
来年の全国ツアーがますます楽しみになりました。
なれる!SE〈5〉―ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア (電撃文庫)
いきなりの地方出張、出張先での梢の電波具合が上がっていることに驚き、これまで回想や電話などでの出演にとどまっていた工兵の家族が登場。などなど、今回はこれまで会社を中心に動いていた物語とは趣を異にしたストーリーとなっています。場面が目まぐるしく変わるので読んでいて飽きませんでした。
終盤には現場にていつも通りに工兵が知恵を発揮しますが、展開はこれまでと同じですね。ただ、現場だろうがオフィスだろうがやるべきことは「お客さんに満足してもらう」であるのは同じ。そのことに自分は共感しました。どんな仕事でも、最終的にはそこに至るんですよね。毎回、工兵が経験を積むと同時に読者を諭してくれる良い本です。
あ、最後になりますが妹の誉はかなり良キャラでしたので、ぜひまた出番を!
Music
これ聞いた時は本当に
衝撃でした。
「桜色舞うころ」
から聞かせてくれます。
後中島美嘉は
声に表情があるなぁと
このアルバムを聞いてて
感じたし、
ジャンルが今までのよりも
広いなぁと思いました?
中島美嘉のアルバムで
一番大好きです?