EMOTION the Best 疾風!アイアンリーガー DVD-BOX2<最終巻>
Jリーグが開幕した頃がリアルタイムでしたね。
SDロボット達が野球・サッカー・バスケ・ホッケー等の
スポーツをしているのですがこれが熱い!
のめり込んでいきます。
最終回のギロチさんの行為が全てを語っています。
購入予定です。
EMOTION the Best 疾風!アイアンリーガー DVD-BOX1
余りに深い思い入れゆえの長文レヴュー、失礼いたします。
私も最初に出たDVDBOXは高くて買えず涙を呑んだクチなので、我が最愛のアニメ『疾風!アイアンリーガー』お手ごろ価格での再登場、放映から15年も経とうと言うのにこの愛され方、流石です、嬉しい限りです。
私もいい年なんですが、今だに、小学生の頃に聞いたマイ永遠のヒーロー・<戦場帰りのアイアンリーガー革命家(勝手に命名)>マグナムエースの、また、リーガー達の心と彼等の心が持つ可能性をどこまでも信じてくれるルリー&エドモンド&リカルド銀城(と、工場長・笑)の、そして多くのリーガーたちの発した言葉の意味を追いかけている所があります。
人間として大切なことを教えてくれる名台詞が、本作にはいくつもいくつもありました。以下、思いつく限り並べてみました。長くてすみません。
●(ダークのようなダーティプレイはしないという信念を持つが、弱小チームで、給料の安いシルバーキャッスルへの入団を躊躇うウインディに対しマグナム)「君の心はすでに答えを見た・・後は、正直に生きろ!」
●(シルバーがリーグ優勝した際、時流に乗って増えた調子のいい似非ファンに対しシルバー応援団の少年ヒロシ)「皆、シルバーが優勝しなくてもシルバーのファンになったかい?俺達はずっとシルバーが好きだった。俺達は、弱くてもラフプレーをしないで、正々堂々と戦うシルバーが好きだったんだ」
●「リーガーだって完璧ではない。懸命に生きているつもりでも、誰かの恨みを買ってしまう」
●(決闘の際、十郎太に対してマグナム)「君は一人の修行はすでに完成している。だが、アイアンリーガーを磨くのは、アイアンリーガーなのだ」←人間は、人間の中でこそ真に磨かれると・・。友と共に戦えば独りの修行では得られない、更なる力が引き出されるのだと・・。・・深い・・!!
●「何故ばかりだな。じゃあ何故月はあそこにあるんだ?・・フフ、月の勝手か?」←私が人生で初めて哲学問答というものを体験したリカルドさんの衝撃の一言。
●(盗賊業をして生計を立てる熱砂の大盗賊・シスレーに対して十郎太)「止めろシスレー!我々は、こんなことをするために生まれてきたんじゃない!!」←当時、余りに予想外の角度からのこの台詞に衝撃を受け、「じゃあ何のために私達は生まれてきたの、十郎太!」ってすっごい聞きたかったです。
●「同じリーガー同士、俺達は皆兄弟なんだ!傷つけ合うなんて間違っている!」
●(かつての旧友との約束を果たすため、怪我をおして走りながらブルが自分に言い聞かせて)「走れ・・走るんだ、ブルアーマー!!」←ほぼ「走れメロス」のブル版なのですが、もうホント・・信義と友情を貫くブルの姿が・・。この回はブルの約束に付き合ってくれるトップジョイも男前!
●(ダークの誘惑にかかり、自我を歪める副作用がある強化パーツでパワーアップしてしまったヘルスパーズに対しウインディ)「そんなものは、本当の力じゃないぜ!本当の力ってのは、努力して努力して、自分の手で手に入れるものだ!」
●(ダークのダーティプレイに酔いしれる観客たちに対しエドモンド)「俺も腹は立ってるさ。この馬鹿な観客どもにな」
●「たとえ身の置き所は違っても、某たちの心には、いつも同じ風が吹いている」
●(工場長)「そんなことをしたら、奴等の<心>はどうなる!」
●「彼等にもまだ可能性はある・・」
●(仲間が敵チームのダーティプレイに我慢がならなくなり、自分もラフプレーでやり返そうとした時、それを制止してシスレー)「止せ!俺達はアイアンリーガーだ・・(相手に対して)・・すまん!」←もう・・人間としての誇りを教えられるというか・・シスレー気高いわ・・。
とかなんとか、本当に名台詞・名シーンを挙げればキリがないですが(GZが仲間を庇って、口の端を笑みの形にして氷づけになった時なんか、「命よりも大切なものがあって、それを守るためにならば、人間は笑って死ねるんだな・・」と教えられましたもんねー・・超カッコ良かったGZ。いや、GZ死なないんですけど)。あと、最初ダークのスパイとしてシルバーに入り込んだトップジョイが、シルバーの温かさに触れてダークに反抗するようになったためにショックサーキットを稼動させられ仮死状態になった時、マグナムが、ダークが知りたがっている自分の過去の情報が、スパイであるトップジョイに流れ込んでしまうのを承知で、彼の命を救うために記憶回路を開く所も打たれます。その姿はまるで、ヴィクトール・ユゴーの傑作『レ・ミゼラブル』の中で、警官ジャベールに自分の過去がばれることを承知で、重い荷車の下敷きになっていた男を助け出したマドレーヌ市長時代のジャン・バルジャンのようです。この後の、トップジョイが仲間になるまでの展開も本当いいんですよね。ハイパーニトロの回し飲みシーンとか最高です。
このアニメ、武器商人とアイアンリーグ運営会社が繋がっていて、リーグを強制引退させられたリーガーは兵士として戦場に送られるという現実味のある恐ろしい設定や、スポーツの試合が兵器用リーガーのデモンストレーションとして使用されることがあるという実情、リーガーを人間が管理するためにダーク社製のリーガーに秘密裏に取り付けられた<ショックサーキット>の存在、新しいリーガーに性能で劣る古いリーガーが<スクラップ>にされる残酷さ、また様々な理由でアイアンリーグから離れ野に下った<はぐれリーガー>の存在等、人間社会の本質的な闇をもしっかり描き、自由や権利の問題についても考えさせられます。また、シルバーが弱くて人気のない内は「クズチーム」「リーグのお荷物」「正々堂々なんて時代遅れ」と散々にこきおろし、ダークのラフプレーを激賞していたのに、シルバーが優勝して人気者になるや手のひらを返したようにシルバーファンを気取りだす風見鶏のような解説のおっさんもしっかり描く所、深いです。こういう節操のない人間はいつの時代も存在するので、高い理想や信念に生きる者達は不可避的に彼等のような人間のいる中で叩かれながら戦わなくてはならず、そしてシルバーのようにそれに耐え、勝っていかなくてはならないのです。
後、<沈黙>の使い方とか、<問題提起はするけどあえて作中で答えは語らない>スタイルにも製作者側の信念を感じました。マグナムのあの意味深長な<沈黙>から、どれだけ多くのことを学び、考えさせられたか分かりません。ああいう<間>を使いこなすアニメは最近本当に少なくなりましたね。
大人になってから、アミノ監督は『マクロス7』といい本作といい、仏教やガンジーの非暴力の思想を持っていらして、それをアニメに込められたんではないかと思うようになりました。マグナムたちシルバーキャッスルも、マクロス7の主人公・熱気バサラ(「戦争なんてくだらねえぜ!お前等、俺の歌を聴け!!」・・痺れましたね。憧れましたね。はい、『マクロス7』も大好きです・笑)も、相手の中にある善性を信じて、暴力ではなく徹底した命がけの文化の力(歌やスポーツ)で忍耐強く敵対者に訴え続け、苦難の末に心を通じさせてゆくヒーローです。
私は仏教徒なので、「ああ、この人たち不軽菩薩(『法華経』に登場する、どんなに虐められて迫害されても、他者の中にある仏性を信じて礼拝を続け、成仏した仏)だ・・!!」という感じです。
子供たちの理解力を信じて、あえて難解な哲学をメッセージとして込め、こんな最高に上質なアニメを作ってくれたアミノ監督はじめ、スタッフの皆様には感謝してもしきれません。有難うございました!!
未見の方いらしたら、ぜひ!!『イナズマイレブン』とか『遊戯王』が好きな方ならハマると思いますよ!!
「アイドルマスター XENOGLASSIA」キャラクターアルバムvol.2「熱唱! 巨大(サンライズ)ロボットアニメソング・嵐」
このCDのデキは素晴らしいです。
キャラクターアルバムとなっていますが、演じている声優が往年のアニメソングをカヴァーしたアルバムと解釈したほうがしっくりきますね。
収録トラック数は19ですが、実質の曲数は5曲
・アイアンリーガー限りなき使命(田村ゆかり)
・DreamWing(小清水亜美)
・メロスのように(堀江由衣)
・疾風ザブングル(斎藤桃子)
・エルガイム Time for L.GAIM(櫻井智)
DreamWing以外の曲はアレンジが強めにきいていますが、オリジナルを崩すほどではないので許容範囲内。
あとのトラックはドラマパートとカラオケです。
Vol.1と比べて特筆すべきは、なんといっても声優が豪華になりました。
曲か声優にティンときたのなら買って損はないかなぁと。
これを聞いてアニメ本編のしょんぼり具合を払拭しましょう。
疾風!アイアンリーガー2 ダークBOX [DVD]
待ちに待った第2弾!休日なので一気に観ました!
熱い!熱すぎる!正々堂々と戦う彼らに圧倒されました!
熱い涙を流すことが心地よかったです。
個性豊かな登場リーガー達への親近感も愛着も倍増。
主題歌もいい!