バンクーバー・カナディアンロッキー (タビトモ―アメリカ)
バンクーバー周辺をカバーする本は他にもありますが、カナダはとても広い国の為、バンクーバー以外も掲載されていたりすると、バンクーバーの情報が少ない場合がありますが、この本はバンクーバーに特化して記載してあるので、とても分かりやすく、良い本だと思います。これ一冊でも十分に観光する事が出来ます。
狩人と犬、最後の旅 コレクターズ・エディション [DVD]
予備知識もなく偶然のように映画館で見た。大自然の中で犬たちと一緒に罠猟をしながら暮らす生活ぶりがたんたんとドキュメントのように描かれているが、見終わった後、はじめてノーマン・フォスター本人が演じていることを知った。過酷な大自然とそこでのシンプルな狩猟生活は静謐な美しさを感じる。猟師にはいわゆる銃などで狩猟するものと罠猟専門の猟師がいて、ノーマン・ウインターは後者だ。それだけに自然そのものが残っている地域でないと成り立たない。映画ではノーマン・ウインターは新たな猟場を求めて新しい「罠道」を探す。そして、そこに先住民系の妻と新たな生活拠点のログハウスのような家をまったくの自力で建ててしまう。もちろん、電気も水道もガスもない。都市生活の「娯楽」と呼べるものも無いに等しい。ほとんど自給自足に近い生活だ。猟のパートナーは7匹の犬で、この犬たちが健気で可愛い。犬好きにはたまらない。いつかは山を下りなければいけない日がくることを覚悟しているが、過酷な大自然との共生に夫婦は生きる歓びを感じている。それが彼らが自分らしく生きていくことの選択なのだろう。過剰な演出もなく、とても爽やかな作品になっている。(正直な話、私には到底出来ない生活だ)