ラプソディー・イン・ブルー
「ツァトゥストラはかく語りき」が有名なカレ。最近、ビョークと一緒に演った時も「偉大な一発屋」などと若者に紹介されてましたが、ボクはこの「2」の方が疾走感があってイイと思いますよ。ドライブしてて「この曲ダレ?」と聞かれるナンバーワンの一枚。
Eumir Deodato (key), Stanley Clarke (b), Billy cobham, Rick Marotta (dr), Hubert Laws (flu) and others
73年4月録音
火の鳥
ジャズ・ロックとかフュージョンとかいう分類は本作の前では何の意味もない。
おおむねジャズ畑のミュージシャンが集まってるからそう呼ばれているが、
そんな分類は作品自体が軽く乗り越えてしまっている。
ジャズと思えばジャズだしロックと思えばロック。
現実離れしているようでもあり、リアリティに満ちているようでもある。
耳をつんざくジョンのギター、天を鳥のように舞うジェリーのヴァイオリン、
熱帯植物のようにカラフルなヤンのキーボード、寡黙だが芯の通ったリックのベース、
それとは対照的に饒舌なビリーのドラム。
ニール・ピアートやマイク・マンジーニのドラム・ソロ等を思い出すと
現代の基準で考えてこのときの彼らのプレイをバカテクと言えるかどうかは難しいが、
世界有数のつわものがしのぎを削る演奏であることには疑問の余地はない。
自分がロック・ファンなのでどうしてもロック寄りの表現になるのだが、
プログレより進歩的、メタルより破壊的な本作は今聴いても十分に衝撃的。
Live on Tour in Europe
一曲目の「ヒップ・ポケット」が最高。コブハムのドラムにジョージ・デュークのクラビネット、アルフォンソ・ジョンソンのベースの上でジョンスコが暴れる。こういうアルバムは最近は少ない気がします。おすすめです。
パリ・コンサート [DVD]
まず最初にこのDVDは、ラリーカールトンとスティーヴルカサーの共演です・・・バックのメンバーは、ゲイリーファーガソン(Dr)・クリスケント(B)・リックジャクソン(Key)。2001年7月NEW MORNING(パリ)というライブハウスで収録・・・とてもこじんまりしたライブ映像です(笑)。終始ラリーとスティーヴが、楽しく演奏している事がよくわかる内容です・・・夜にアルコール消毒しながら観るには、丁度良い仕上がりだな(笑)。全7曲約1時間半なので、1曲がたるく感じるのが正直なところ(笑)・・・1番楽しみにしていた「ROOM335」は短くて、あっさり終わったりするのがこれまた残念!!1曲目はJEFF BECK「ゼアアンドバック」収録曲で、ジャムセッションにはうってつけ・・・3曲目ジミヘンドリックス「レッドハウス」もこれまたジャムにうってつけ、なんとなく内容がわかりますね(笑)。スティーヴは当然バリバリ弾きまくるけど、ラリーのフレーズがでてくるとやっぱりその格の違いがよくわかりますね(私はスティーヴ大好きですよ!!)。映像として残っているのは本当ありがたいですが、ラリー・スティーヴファンとも煮え切らないDVDかも知れません(笑)。