リアルタイムメディアが動かす社会: 市民運動・世論形成・ジャーナリズムの新たな地平
「ネット社会のデマに惑わされないように」「ネットは危険だから慎重に利用するように」など、世界標準では石器時代のような言説が堂々と罷り通る日本のマスメディア…。
そんな風評にウンザリしている人にこの一冊!
海外のネット事情にも精通した講師陣が、世界で今何が起こっているのか?日本で何が起ころうとしているのか?多角的に解説されています。
最近原発関連本を読み漁ってるんですが、その角度から読んでも非常に興味深かったです。
「混沌の今に、ちっぽけな自分でも何かができる!」そう思えました。
ラテンに学ぶ幸せな生き方 (講談社プラスアルファ新書)
この本の帯を最初に見たとき、格差社会を肯定しているみたいでちょっと引いたが、読んでみるとかなり違う内容だった。
要するに、格差社会や貧困の中でも、人間的な繋がりを保つことによって、建設的に生きているラテンアメリカの人々の現状と、一方で、自殺率の異常に高い日本の状況を、その目からウロコ的な原因を呈示し、(すぐに実現可能かどうかは別として)ラテン的見地からの提言をしている。
自分自身、とても閉塞感を感じる日々だったので、とても参考になったし、日本人にとってぜひ読むべき一冊だと思う。
エメラルド
ウィシング、松岡直也BANDなど、日本のラテン・フュージョンの大御所「松岡直也」のサウンドメイクに携わってきた強者達が一同に会した作品。97年の録音。非常にシンプルな音作りで、いわゆるシンセサイザーなどの電気楽器は殆ど使用されていない。それだけ演奏するミュージシャンの個性がその輪郭をはっきりとさせている。参加ミュージシャンは、ベースに高橋ゲタ夫、フルートに赤城りえ、サックスに佐藤達哉、土岐英史、川嶋哲朗、トロンボーンに向井滋春、大儀見元のパーカッション・・・等々。松岡直也の娘さんもボーカルで参加している。
キューバ音楽(増補新版)
8年前に出た、同名タイトルの増補新板です。
見つけられなかっただけかも知れませんが、どこのパートが増補されているかわからず、不親切な感じを受けました。
内容は、キューバの音楽にキューバの歴史が果たした役割を写真とコラムを交えて紹介しています。
白いルーツとしての白人と黒いルーツとしての黒人、二つのカフェオレとしての混血。これらが、キューバ音楽をつくっていきました。
また、巻末にキューバ音楽の基本と応用として、音符を交えた解説があります。