影牢2 Dark illusion ザ・マスターガイド (電撃プレイステーション)
アクションの肝である、トラップの性能、部屋の仕掛け、侵入者の特性等のデータに関してはかなり詳細、且つ判りやすく解説されているので、プレイに役立つことは間違いありません。
ただ、本当にデータがメインで、世界観やキャラクターについての解説、裏設定や開発者のインタビューといった読み物として楽しめる要素がほぼ皆無だし、サイドストーリーやサバイバルモード、隠し要素についてもほとんど触れられていないのが残念。
あくまでもトラップアクションをマスターするための指南書であると理解しておくと良いと思います。
あやし (角川文庫)
江戸を舞台にした怪談がメイン。
どの話にも霊的要素がある。
けれど夜中に一人でトイレに行けないとか言うような怖さではない。
霊が出る、出ないよりも、それについて語る人間や、聞き手にまつわるエピソードのほうが怖いのだ。
収録作「安達家の鬼」などは読んでる自分が怖くなる、というのは読み手(私自身)の脛に傷があるから?
なにより怖いのは「人」なのだ。
怖いながらもいろいろ考えさせられる話が続々。
だから宮部みゆきはやめられない。
蒼魔灯 オジナルサウンドトラック
3Dトラップバトルシリーズは「蒼魔灯」が初プレイだったので、そうした経緯からレビューします。
※後に「影牢」「影牢2」もプレイ済み。余談ですが、封入されているステッカーはパッケージの書き下ろしイラストと同じものです。
先ず、収録内容はムービー、フィールド、エキスパートモード、トラップ関連、その他各種画面と全ての楽曲を網羅しています。
また、楽曲は概ねストーリー進行に沿って収録されており、フィールドやシーンを想起させる作りで好感が持てます。
前作「影牢」の主人公、ミレニアの悲壮でダークな魅力と比較すると、「蒼魔灯」は儚くも芯の強いレイナの心情が良く表現された
ドラマティックな仕上がりで個人的には前作よりも好みの曲は多め。
ただ、CD1枚という点でディスク交換をしなくて済むのは手間が省けて良いのですが、難点として、
曲数が63曲もある為、1曲の収録時間は平均1分〜1分半と通常のサントラと比較するとかなり短め。
ゲーム本編では、フィールド内の通路(部屋から部屋への移動時)は音楽が流れないせいもあってか、
元々1曲の収録時間は短いのですが、それでも特に、フィールド曲には耳に残る素晴らしい曲が多いので、
欲を言えばここは2枚組になったとしても収録時間を延ばして欲しかったと言うのが正直な所。
全体的には、曲調の幅が前作よりも広いので飽きずに聴けると思いますが、やはりゲームサントラですので
未プレイでの購入は余りお勧めしません。映像との相乗効果という点でもそうですが、某動画サイトでも視聴出来ますし、
ゲーム「蒼魔灯」ではサウンドテスト機能があり、曲や敵の断末魔が聴けますので、それでも尚、フレデリック国王のように
「よい、よいぞ!」とサントラに価値を見出した方は購入すべき。個人的なお勧め曲は「赤い月を仰いで」「壊れた螺旋階段」等。
影牢2 -Dark Illusion- 公式パーフェクトガイド
「パーフェクトガイド」と銘打つだけあって、隠し罠を含む全ての罠のデータ、サイドストーリーやサバイバルモードに登場する全ての敵のデータ等、先に発売された「マスターガイド」に掲載されていなかったデータが多数収録されています。
ただ、攻略に役に立つのかといえば別の問題で、トラップバトルの特性を効果範囲などの図を交えて懇切丁寧に解説していた「マスターガイド」のほうがやり込んでいない方には役立つと思います。
読んでいて面白い記述も少ないし、裏情報や開発者の声が聞けるわけでもない、写真等のビジュアル面でもイマイチぱっとしないなど、少々期待はずれと言わざるを得ない一冊です。データブックとしてはパーフェクトなのかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもないですね。
影牢~刻命館真章~
元となるゲームの内容は人(子供や女性含む)を
罠に嵌めて殺害するというかなりダークなもので、
下の方が仰っている通り、人を選ぶゲームかもしれませんね。
しかし曲はどれも名曲ばかりです。
基本的に悲しく、暗い旋律が多いのですが、
どれも飽きさせない不思議な魅力がありますね。
「たゆたうような」という形容がしっくり来るでしょうか。
個人的には11の「孤独の王国」と36の「暗黒の翼」がお勧め。
誰もいない真っ暗な部屋で、目を閉じてじっくり聴きたい1枚です。