勇ましく高尚な生涯―18歳で逝った若き信仰者の日記
誰もが願う人生は、家族が健康で、そこそこに自由に使えるお金があって、持ち家がある、だろうか。
健康であれば希望は70歳から80歳だろうか。
そして死ぬときは苦しまずにぽっくりと・・・
しかし、竹脇真理君は当たり前に人間が希望する夢も未来も諦めねばならなかった。
彼は18歳の若さで脳腫瘍に冒された。
彼が病気を恨むでもなく、人生を恨むでもなく、一日一日しっかりした足どりで人生を歩き続けられた高潔な
足跡をみるとき、人間はここまで成し遂げられることに感動し、そして教えられた。
長生きが、健康が、金持ちや権力者になることが人生の最重要課題ではない。
たとえ18年であっても、どう生きたかが問題であることを考えさせられた。
竹脇昌作が語る大東亜戦史~日本かく戦えり
竹脇昌作 1910〜1955
青山学院英文科卒業。NHKアナウンサー第1期生。
戦前戦後を通じ「パラマウント・ニュース」他のニュース映画で活躍。
民放発足後はラジオ界に戻り、ラジオ東京「東京ダイヤル」のDJとして人気を極める。
アナウンス技術も抜群であったが、独特のサビのある低音は“マダム・キラー”と称され一世を風靡した。
この作品は、太平洋戦争の簡潔な記録であると同時に、
テレビ時代を目前に自ら世を去った不世出の名アナウンサーの貴重な録音である。
【収録内容】
一、我等かく戦えり
二、レマン湖畔の弔鐘
三、勝利の軍艦旗
四、盟友互に結びて
五、帰らぬ平和の小鳩
六、歴史の日 十二月八日
七、大詔を拝し奉りて
八、鳳の羽搏くところ
九、Z旗ふたたび
十、飜える日照旗
十一、旋捷の春
十二、壮烈特別攻撃隊
十三、捷報世界に飛ぶ
十四、起きてよ印度
十五、原爆許すまじ