土井善晴の定番料理はこの1冊
40代の男です。よく料理をします。料理本も読み、ウェブのレシピもよく使います。趣味の料理もしますが、日々の食事の料理をよく作ります。
この本には普通のレシピ本にはない、”家庭料理の調理のコツ”が書かれています。
玉ねぎのみじん切りを炒める時にはじっくりと、フライパンはあおらないほうが甘みが出るとか、普通は書いてないですよね。でも、やっているうちに覚えたり、どこかに少し書いてあって納得したり。
この本は、こんなコツが沢山、懇切丁寧にかかれています。
変わった調理法や食材で見せる本も楽しいですが、ありきたりのメニューだからこそコツのよさがひきたつのでしょう。
レシピを見ながら作る人はわかるとおもうのですが、調味料の比率が一緒でも全く違う料理になります。
自分のレパートリーの(幅よりも)質をワンランクあげたい人や、コツをまとめて見てみたい人にお勧めの本です。
テリーヌ&ムース
塩味がテリーヌ、甘味がムースという割切りに象徴されるように、まず手軽に
作ってみましょうよという著者の姿勢に好感が持てます。
紹介されているのは、テリーヌが肉、魚介、野菜、その他。ムースはフルーツ、
チョコレート・乳製品、和の構成になっています。まだテリーヌを数種類しか試
していませんが初心者の私にも満足いく出来映えでした。ただし作例写真のよう
に断面の具材がきれいに並んだ状態で仕上げるのは結構計算と試行錯誤を必要と
します。もっとも割と日持ちするので数種類作って出来の良いのは客人に供して、
ビジュアル的に失敗作は後ほど酒の肴で自己消費という手もあります。
盛りつけ例もセンスが良く、皿やカトラリーなど隅々まで神経が行き届いてい
て大いに参考になります(大きめの皿に小さく盛るのがコツでしょうか)。やはり
料理本はこうでなくては。
食通だけれど料理素人の友人達を招いて手料理をふるまった際に、前菜がテリ
ーヌと聞いて「おおっ!」と唸らせる効果がありました。メインが少し不出来だ
ったのですが総じて好評だったのも「テリーヌ」という響きのなせる技でしょう。
本書は全編を通して読者への眼差しが優しく、この種のレシピブックにありが
ちな「私の本を読む以上、当然こんな器具や食材を準備できるわよね?」的な敷
居の高さがありませんので、テリーヌ入門書としておすすめです。
はじめよう畑生活 有機で育てるシンプル家庭菜園 [秋冬編] (DVD4枚組)
まず、一番のポイントはあの西村和雄氏の直接の説明が聞けることだろう。氏は家庭菜園の本を多数出したり、雑誌に連載を持っているが、なかなか動画では見られない。本ではいまいちわからなかった部分も一目瞭然である。あと、想像以上にダンディーな声(笑)
特に第3巻の各野菜の成長状態を見て、どうすればよいか、またはどうすればよかったかを語りながら、農園を回るところは、「なるほど!」と思わせる箇所が多く、中級者でもためになると思う。
第1巻、第2巻は種蒔きの基本などの初心者に向けたものだが、西村氏独自のまき方などもあり、意外にに私のような何年も経験があっても楽しめる。
第4巻はマニアック!民間伝承の天候予測法!って・・・面白い!どれくらいあたるものか、試してみたくなった。
秋冬編となっているが、第1、2巻で種播き、苗の植え付け、水やりなどの基本は押さえているので、春夏野菜であっても同様に使えるだろう。第3巻は秋野菜特集だが。
初心者は確かな基本を知ることができ、中級者はしらなかった原則を見直すことができるので、買って損はないだろう。
ただし、音声がところどころ小さかったり、遠くでイノシシ狩りの銃声が聞こえたりしてびっくりしたので(臨場感ありすぎ!)、音声面で星を一つ減らせていただきました。内容面は5点満点です。
水曜どうでしょう 第16弾 72時間! 原付東日本縦断ラリー/シェフ大泉 夏野菜スペシャル [DVD]
「原付きラリー」と「夏野菜」の二本立てという、正に「水曜どうでしょう」の歴史に残る珠玉の作品の組み合わせです。 これで4000円(すいませんローソン価格です)間違いなく「買い!」です!とりわけ「夏野菜」は「どうでしょう」初心者の方でも十分楽しめます。特に第3夜あたりから繰り広げられる、大泉洋と藤村Dとの罵声の浴びせ合いは、その数年後、大泉洋が「あれはまるでアーネスト・ホーストとボプ・サップの撃ち合いのようだった」と語るほど腹を抱えて笑えます。また私は秋田県の大館市出身でありますが、秋田県の県北(とりわけ県道285線沿い)に在住する、そこのあなた!!必見です。
プチ菜園生活のすすめ
可愛くてわかりやすい本です。
ベランダ菜園から始まり、レンタル市民農園、道路の脇を畑にしてしまう人など、いろんな場所での農業を見ることができます。
いろんな失敗や成功が描かれていますが、最後にあるのは必ず満足感でした。
読後感も爽やかで、具体的に農業を始めるにあたって読んでおいて損はないと思います。