ジェームス・ブラウンとルーファス・トーマスを合体させたようなファンキーな悪玉(元熱海の温泉旅館主人)から毎度お約束のホモネタ(今回はさぶ系)まで、よくよく冷静に観ると、とてつもなくシュールでアヴァンギャルドなのに気づき、ハッとさせられるでしょう。
また配役で憎めない悪役が設定されていて(これも毎度ですね)完全な悪者を存在させない。
ともすれば敵なのに同情の余地が芽生えてきたり・・とこれは案外子供の情操教育でも大切なことなのではないかと思えます。
仮面ライダー世代のわたしには悪としか映りませんが、しんちゃん世代の子供の視点から見た北朝鮮てどう映るのかな、とふと考えたりしてしまいました。ほかにも心憎い演出が、地雷のように随所にちりばめられられていますので要注意。撤去不可能です!
そして毎回、さんざん笑わされたあげく最後には何故か目頭が熱くなっている。
なんでこんなおバカなのに感動させられるんだろう・・・と。
こどもアニメと思って観ていると、痛いしっぺ返しを喰らうことは間違いありません。
またテレビ版とも大違いです
。なによりもテレビの印象だけで、食わず嫌いしているオトナにこそ、騙されたと思って観て欲しいですね。コマーシャルで阿部寛や八嶋智人を起用しているのも、そのあたりにあるのではないでしょうか?
オススメです!!!