ユカちゃんダイエットレポートその５拒食症モバイル

「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち共感できるところが多く、親に読んでもらいたいと思った。
最初から最後まで、涙がぼろぼろでてきた。

だが、母親が全面謝罪すべきという点だけは共感できなかった。
母親が全面謝罪したら、自分をせめ、自分を益々嫌いになる人もいると思う。

〈からだ〉に聞いて食べなさい―もっと自分を愛してあげるためにたくさんのダイエットをしてきて疲れていた私にとっては、
読めば読むほど、
思い当たる節があります。
私は罪悪感でいっぱいだったんだ。
食べなければやせる。
運動不足なだけだろう。
この言葉たちに何度泣かされたか。
食べ方に隠されている心の傷を見つけると言う、
違った切り口の本です。
自分と向き合う勇気のある方はぜひ。

拒食症・過食症を対人関係療法で治す 18年の摂食障害を克服しましたが、
この本に出会っていればもっと早く治ったのではないかと思いました。

この本は、自分を追い込む癖に気づかせてくれます。
「言葉で」相手に伝えず不安を募らせ膨大なストレスを抱えて生きるクセ。
過食でその辛さを曖昧にしようとしてしまう・・・など。
確かに過食のときって、頭真っ白・・何も考えなくてもすむものね。
真っ白にしても何も解決しないと分かっていても。。。

ストレスを過食という麻薬で曖昧にするのではなく、
本当の意味で心を軽く、生き易くしていくためにはどうしたらいいのか。
自分で出来る心がけを沢山示してくれているのがこの本だと思います。

・過食は、生き易くなるにつれて減っていく。
・職場や学校のストレスで病気になったと思っている場合も
　「重要な他者」との関係がうまくいっていない場合が多いのです。
……うんうん、とうなずきながら読みすすめました。

ただ、私は、過食発作の理由は、この本が指摘する対人関係の問題と共に
「食べないダイエット情報」に偏った思考の強制も必要だったかな。
やっぱり女である限り、太りたくはない。
食べれば太ると思っていたら食べたくない。
生理現象としての「反動の過食」も止まらないもの。

食欲のメカニズムを知ったり、
カロリー制限や嘔吐、過剰運動が太りやすい体質の原因だと知って初めて、
普通に食べる事ができるようになりました。
普通に食べられるようになったら、体重への拘りも少しずつ減ってきて、
人並みの体型を維持できるようになった。

食欲のメカニズムに異常をきたしてしまう程まで「食べないダイエット」を
やり遂げられてしまうやせ願望の強さはどうして？　と考えてみると、
やはりこの本の指摘する心の問題に戻るので、
今摂食障害に苦しむ方、またそのご家族にも
一番に読んでもらいたい本としてこの本を推薦し続けたいと思います。

ユカちゃんダイエットレポート その５

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